司会進行:教頭 齋藤博伸
■13:31〜13:44
有川秀之校長先生から挨拶
・11/4、5の願書受付に先立ちまして本説明会は開催されています。会の目的と致しましては、本校受験を考えておられる方に対し、「充分な説明」をさせて頂いた後の「充分な理解」をもって志願を検討して頂くためのものです。
・学校教育目標
○かしこく……自主的、積極的に学習に取り組み、考える子ども。
○あかるく……あかるくのびのびと行動する子ども。
○なかよく……仲間とともに力を合わせる子ども。
○たくましく…健康な身体と強靭な意志力をもって、ねばり強くやりぬく子ども。
・本校の性格
○教育実習校としての性格…実習生の受け入れ。1学期4週間、2学期4週間、3学期2週間の計10週間の教育実習生による授業があります。熱意をもって取り組む実習生ではありますが、その腕は未熟。授業の質が低下することもあります。
○研究・実験校としての性格…多様な学習指導法が実験されたり、調査研究が進められたりします。保護者への協力要請も多い。
○地域の学校教育へ協力する性格…埼玉県、さいたま市、また県内各市町村、県外の教員の指導や、その連携に応じた研究会なども盛ん。そのため、担任不在も頻繁で自習も必然と多くなる。入学後にその点に不満を抱く保護者もおり、事前に充分な理解が必要と捉えます。
・その他…国籍、宗教、職業などは不問。しかしながら、逆に各ご家庭の事情を持ちこまれることはご遠慮頂いています。行事日程の協力に際し、習い事やお稽古事含め、それぞれの事情により不参加となる場合、それがもとでのトラブルも予想されます。子どもたちがすべての行事に、楽しんで参加できる環境を保つこと、それもまた本校の性格といえるでしょう。
・附属中学への進学…本校は、附属園からの約30名の内部進学者と、一般応募の75名をもって1学年を105名で構成します。35名1学級の3クラス。その児童には全員、附属中学へ進学する権利がありますが、他校を希望した場合はその権利を失います。
・通学について…5月の連休までは保護者、あるいは責任のある代理の方に送迎をお願いしています。ここで言う「責任ある代理」とは「親族」を指しています。
・これらについて、授業見学のあと副校長から詳しい説明がありますが、充分なご理解を得て志願を判断されることを望みます。
■13:48〜13:52
PTA・後援会会長 島崎会長挨拶
・本校は埼玉のリーダー的な役割を果たす学校で、数々の功績を挙げてきました。6年前から取り組んでいる「日本語検定」においては、H25年度「文部科学大臣賞」を受賞。国立の性格はありながらも、独自に進めている面も多く、先生方の各児童に対する向き合い方にも安心感がもてる学校です。
・PTA活動について…「文化部」「厚生安全部」「広報部」に分かれており、月額200円の会費を納めて頂きます。
・後援会について…研究の助成が目的。教育機器や教材の導入、また、環境整備や保険の加入などが目的となります。
・寄付金について…後援会の運営費は年間2000円。その他寄付金として一口10,000円(あくまで任意だが五口を基準)。
・入学検査の際は充分な体調管理をされ、立派な成績を修められることをご祈念致します。
■13:49〜校舎見学説明 13:55〜14:45
校舎内見学(5時限目)
・見学はグループごと。座席により区切られた60名〜90名(最後のグループのみ端数のため100名)のグループで見学。
・授業は図工・算数・国語・理科・音楽など、幅広く見学することができる。
・PC機器での授業を行っていたメディアルームは、本年より外国語授業を行える専用スペースとなったとのことで、40台あったPC機器は撤去されていた。(移動箇所は不明)よって名称もじき変更予定。昨年はデジタル機器の導入実績をアピールされていたが、本年はほぼ触れず。
■15:00〜15:22
細村一彦副校長から概要の説明
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沿革
・明治7年からの歴史は本年で141周年。
・男子師範学校として設立、昭和26年より現在の組織となっています。
A学校の特色(校長の挨拶に補足)
・公立校と同様の初等普通教育を行っています。進学校のようなエリート教育は行っていません。
・教育実習生が授業を行うため、決して「良い」授業ばかりが展開されるわけではありません。いわば入学検査は、そういった授業への参加が望ましいか?ということを子どもに見出すために行われています。
・研究校として、常に先進的で先行的・実験的な試みを行っています。現在はデジタル関連機器を導入したICT授業も行っています。
・地域校への研究内容の反映、また協力も不可欠。会議があれば必然と自習も多くなります。お子さまを通し、様々な試みを取り組むにあたり、各保護者様のご協力が重要となります。
B経営方針
○児童の教育
○研究の推進
○教育環境の整備
○家庭や地域社会との連携
Cクラス運営
・1クラス35名、3クラス。
・1学年教師4人体制。3人の各クラス担任に学年担任が1名。日課表はA/Bと2パターンあり、学校行事にあわせ適応させています。
・教科担任制も導入しています。
D児童数・職員数
・現段階で合計672名の生徒数。
・教職員は49名。
E学校行事
・林間学校(4年生日光2泊3日)/臨海学校(5年生千葉3泊4日)/冬季林間学校(6年生志賀高原3泊4日…修学旅行も兼ねている)
・心身ともに成長することを念頭に行事運営を行っています。
F児童の学校生活
・「附属の子どもらしい」がキーワード。校内においても、近隣からの評価としても。
・故に、服装などにもきまりがあります。
・子どもらしく、さわやかで衛生的で健康的。
G諸経費について
・1学年目の経費(昨年対比合計3,200円の値上がり)
○月々の経費…PTA会費200円/給食費3,920円(+100円)/教材費2,300円/積立金1,000円/合計7,420円(+100円)
○入学時特別会計…入学時の教材費23,000円(+3,000円)
○親和会…慶弔費等500円/年
○後援会費…運営会費2000円/年、奨学寄付金10,000円/一口
H安全対策
・大阪教育大学附属池田小学校での痛ましい事件を教訓に、安全対策を推進し続けています。
・通学区域は広範囲のため、より意識した配慮が必要。また、通学に関しては、自分の安全を守る目的のほか、他人に迷惑をかけないという目的もあります。
・入学後1ヶ月間は保護者の送迎が必要。交通の安全、事件に対する安全意識などを自己で判断できるようなご家庭での指導も求めるところであります。その点に関し、不安・問題のある場合は送迎を継続していくことも。
・登下校中の寄り道は禁止。遊びはもちろん、通塾などに関しても一端帰宅することをルールとしています。
Iその他
・年間をとおして様々な行事がありますが、保護者の皆さまには100%の参加を原則としてお願いしています。学校と保護者が同一の方向を向いて、児童育成に取り組むことを理想とするためです。
■15:22〜15:29
DVDによる年間行事鑑賞
■15:30〜15:38
入学検査概要
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昨年実績
・男児157名、女児119名、合計276名(-37名)志願受付。
・倍率は約3.6倍。
A進学先
・ほぼ附属中へ進学するが、昨年度は男女合計16名が他中学校へ進学。
・附属小生全員に連絡進学の権利はありますが、外部を受験する場合はその権利を失います。
・検査内容については11/12の日程表配布時に、昨年の入試問題を掲示。
・11/24一次検査においては知能と運動のテスト、11/26二次検査では親子面接と行動観察を行います。
Bその他
・入試に関するタイムスケジュールなどは11/12の日程配布時に詳細を伝えます。
・全ての受付は時間厳守。時報に従い遂行。
・車での来校は厳禁。タクシーによる乗り付けもご遠慮ください。
・出願手続きの際、入学までに住所を転居されるご予定の方は、それを証明できる書類を添付なさってください。あくまで「転居」の実証ですので、転勤等の辞令などはそれに当たりません。
以上、これらのことを充分にご理解の上、本校志願の判断をなさってください。また、ご理解の上での志願を望む以上、合格後の辞退もご遠慮願いたいと存じます。
■15:40終了
質疑応答なし
本年は、会場共通の質問でなければ個別で…という感じのアナウンスで、早めの終了を意識していた赴きある。 |