■13:35〜13:48 有川秀之校長先生から挨拶
・11/4、5の願書受付に先立ちまして本説明会は開催されています。会の目的と致しましては、本校受験を考えておられる方に対し、「充分な説明」をさせて頂いた後の「充分な理解」をもって志願を検討して頂くためのものです。
・学校教育目標
○かしこく……自主的、積極的に学習に取り組み、考える子ども。
○あかるく……あかるくのびのびと行動する子ども。
○なかよく……仲間とともに力を合わせる子ども。
○たくましく…健康な身体と強靭な意志力をもって、ねばり強くやりぬく子ども。
・本校の性格
○教育実習校としての性格…実習生の受け入れ。
1学期4週間、2学期4週間、3学期2週間の計10週間の教育実習生による授業がある。熱意をもって取り組む実習生ではありますが、その腕は未熟。授業の質が低下することもあります。
○研究・実験校としての性格…多様な学習指導法が実験されたり、調査研究が進められたりする。保護者への協力要請も多い。
○地域の学校教育へ協力する性格…埼玉県、さいたま市、また県内各市町村、県外の教員の指導や、その連携に応じた研究会なども盛ん。そのため、担任不在も頻繁で自習も必然と多くなる。入学後にその点に不満を抱く保護者もおり、事前に充分な理解が必要と捉えます。
・その他…国籍、宗教、職業などは不問。しかしながら、逆に各ご家庭の事情を持ちこまれることはご遠慮頂いています。行事日程の協力に際し、それぞれの事情により不参加となる場合、それがもとでのトラブルも予想されます。子どもたちがすべての行事に、楽しんで参加できる環境を保つこと、それもまた本校の性格といえるでしょう。
・附属中学への進学…本校は、附属園からの約30名の内部進学者と、一般応募の75名をもって1学年を105名で構成します。その児童には全員、附属中学へ進学する権利がありますが、他校を希望した場合はその権利を失います。
・通学について…5月の連休までは保護者、あるいは責任のある代理の方に送迎をお願いしています。ここで言う「責任ある代理」とは「親族」を指しています。
・これらについて、授業見学のあと副校長から詳しい説明がありますが、充分なご理解を得て志願を判断されることを望みます。
■13:48〜13:52
PTA・後援会会長 白石会長挨拶
・本校は埼玉のリーダー的な役割を果たす学校で、数々の功績を挙げてきました。5年前から取り組んでいる「日本語検定」においては、昨年、「文部科学大臣賞」を受賞。国立の性格はありながらも、独自に進めている面も多く、先生方の各児童に対する向き合い方にも安心感がもてる学校です。
・PTA活動について…「文化部」「広報部」「運動部」に分かれており、月額200円の会費を納めて頂く。
・後援会について…研究の助成が目的。教育機器や教材の導入、また、環境整備や保険の加入などが目的となります。
・寄付金について…後援会の運営費は年間2000円。その他寄付金として一口10,000円(あくまで任意だが五口を基準)。H25年度は3,207口の寄付金が寄せられた。
・これらの収入は、学校施設・環境の充実につながっています。
■13:52〜校舎見学説明
14:05〜14:50
校舎内見学(5時限目)
・見学はグループごと。座席により区切られた90名ほど(最後のグループのみ端数のため60名ほど)のグループで見学。
・2年生の授業から始まり、6年生・4年生・3年生・5年生と見学。授業は体育・図工・算数・国語・総合(おおとり)・理科・音楽など、幅広く見学することができる。
・デジタル機器・教材の多数導入をアプローチする場面が多々見られた。
■15:00〜15:25
武田圭介副校長から概要の説明
@ 沿革
・明治7年からの歴史は本年で140周年。
・男子師範学校として設立、昭和26年より現在の組織となっている。
A 学校の特色(校長の挨拶に補足)
・公立校と同様の初等普通教育を行っている。進学校のようなエリート教育は行っていない。
・教育実習生が授業を行うため、決して「良い」授業ばかりが展開されるわけではない。いわば入学検査は、そういった授業への参加が望ましいか?ということを子どもに見出すために行われる。
・研究校として、常に先進的で先行的・実験的な試みを行っている。現在はデジタル関連機器を導入したICT授業を行っている。
・地域校への研究内容の反映、また協力も不可欠。会議があれば必然と自習も多くなる。お子さまを通し、様々な試みを取り組むにあたり、各保護者様の協力は願うところである。
B 経営方針
○児童の教育
○研究の推進
○教育環境の整備
○家庭や地域社会との連携
Cクラス運営
・1クラス35名、3クラス。
・1学年教師4人体制。3人の各クラス担任に学年担任が1名。日課表はA/Bと2パターンあり、学校行事にあわせ適応させる。
・教科担任制も導入している。
D 児童数・職員数
・現段階で合計685名の生徒数。
・教職員は48名。平均年齢は35歳で、非常に熱意ある取り組みをしている。
E 学校行事
・林間学校(4年生日光)/臨海学校(5年生千葉)/冬季林間学校(6年生志賀高原…修学旅行も兼ねている)
・心身ともに成長することを念頭に行事運営を行っている。
F 児童の学校生活
・「附属の子どもらしい」がキーワード。校内においても、近隣からの評価としても。
・故に、服装などにもきまりがある。
・子どもらしく、さわやかで衛生的で健康的。
G 諸経費について
・1学年目の経費
○月々の経費…PTA会費200円/給食費3,820円/教材費2,300円/積立金1,000円/合計7,320円
○入学時特別会計…入学時の教材費20,000円
○親和会…慶弔費等500円/年
○後援会費…運営会費2000円/年、奨学寄付金10,000円/一口
H安全対策
・大阪教育大学附属池田小学校での痛ましい事件を教訓に、安全対策を推進し続けている。
・通学区域は広範囲のため、より意識した配慮が必要。また、通学に関しては、自分の安全を守る目的のほか、他人に迷惑をかけないという目的もある。
・入学後1ヶ月間は保護者の送迎が必要。校長の挨拶にもあったが、保護者に用事のある場合、責任ある代理人にその変わりを務めて頂くことはできる。ただし、「責任ある代理」とは「親族」と限定している。
・登下校中の寄り道は禁止。
I その他
・年間をとおして様々な行事があるが、保護者には100%の参加を原則としている。学校と保護者が同一の方向を向いて、児童育成に取り組むことを理想とするため。
■15:25〜15:33
DVDによる年間行事鑑賞
■15:33〜15:50
入学検査概要
@ 昨年実績
・男児159名、女児154名、合計313名志願受付。
・倍率は約4.5倍。
A 進学先
・ほぼ附属中へ進学するが、昨年度は男女合計11名が他中学校へ進学。
・附属小生全員に連絡進学の権利はあるが、外部を受験する場合はその権利を失う。
・検査内容については11/12の日程表配布時に、昨年の入試問題を掲示。
・11/25一次検査においては知能と運動のテスト、11/27二次検査では親子面接と行動観察を行う。
B その他
・入試に関するタイムスケジュールなどは11/12の日程配布時に詳細を伝える。
・全ての受付は時間厳守。時報に従い遂行。
・車での来校は厳禁。
以上、これらのことを充分にご理解の上、本校志願の判断をなさってください。
■15:50〜16:00
質疑応答
Q、i-padは一人1台?単元での貸出し?
A、学校で60台所有。単元の必要性に応じて貸出し使用。
Q、アプリの活用法は?
A、例えば、体育で演技の動画を撮影し、個人個人の確認や技術修正に活用。また、図工では、完成した作品の鑑賞に留まらず、作成する過程を随時撮影し、その成長を学習させている。(他にも多数)
Q、下校時の寄り道は禁止ですが、学堂は?
A、了承しています。
Q、教科担任制の割合は?
A,半担任制半教科制。非常に細かいスケジュールに合わせ幾通りもの展開を試みるので、一概に何割とは言い切れない。しかし、現在において、最善の配分で授業は行われている。 |