■9:30〜
礼拝 司式 宗教主任 小澤淳一先生 奏楽 山本桃先生
賛美歌 「祈祷」
説教「地の塩 世の光」新約聖書 マタイによる福音書 5章13節〜16節
聖書からの出典の「地の塩 世の光」は青山学院のスクールモットーである。
「地の塩 世の光」に 青山学院の教育のすべてが集約されている。
「塩」
・塩はその味を消す、そのやり方で他を引き立たせる。
・塩は塩辛さを際立たせるやり方で他を腐らせない、清める。
・溶けてその姿を消し、そのことで相手に作用する。
「光」
・どんなに小さい光でも暗闇を退けることができる。
・悪いことも良いことも、すべてを明るみにだす存在。
・どんなに小さい光でもそこに暖かさや安心感を感じる。
「塩・光」となり社会の役にたつ人となって欲しい。これが目指す教育。
■9:50〜
学校の沿革と初等部教育の特色 初等部長 中村貞雄先生
・私立小学校は全国で215校、東京都には54校、神奈川県には30校あるが、それぞれ建学の精神、校風、方針が違う。家庭の考え方と合わなければ不幸である。よく考えて選択して欲しい。
○沿革
今年で139年の歴史がある。初等部は75年の歴史がある。
1874年 アメリカのメソジスト監督協会の宣教師達によって始められた3つの学校を基とする。
1937年 阿部義宗院長、米山梅吉先生によって青山学院緑岡小学校が設立。
1946年 青山学院初等部と改称。
1964年 創立90周年。
2006年 新校舎
・
さくら、うめ、もも、あんず、(32名/1クラス)
○青山学院の教育
・一番大切にしていることは礼拝と祈り。
・スクールモットー「地の塩、世の光」
・キリスト教教育による人間作り。
・優れた人材を育成するために能力主義を取り入れた。
・競争や比較をする学校ではない。
・本当の生きる力を身につける。(日々の学習と宿泊学習)
・柔らかな子どもの時期にこそ可能である。
・5つのお約束
@しんせつにします。
Aしょうじきにします。
Bれいぎただしくします。
Cよくかんがえてします。
Dじぶんのことはじぶんでします。
・子供と教師が純粋に触れ合う場。
・教職員全員で一人の子どもをみる。
・英才教育を行ったり、マニュアル人間を作るのではない。
・基礎・基本の学力の徹底
・キリスト教に基づいた教育
○入学後の思い違いがないように
1.家庭の協力が大切。家庭と学校が車の両輪となって欲しい。学校へ足を運ぶことが多いので時間がとれることが大前提。
2.緊急事態や災害のときはお迎えが原則。
3.最善の対応をするが、学校の判断に従ってもらうことがある。
■10:10〜
初等部の教育 教務主任 小野裕司 先生
・校舎のつくりの説明。
・基礎・基本を大切にしている。
・国語 詩の暗唱(6年間で約100篇の詩を暗唱する)
・体育 水泳
広い運動場がないので、プールを「水のある体育館」と捉えている。
深さを変えることができるプール。
1年生は水の中で遊ぶ。早く泳ぐことだけが大切なことではない。ゆっくり長い時間泳ぐことも大切。5年生では遠泳、6年生では着衣泳がある。
・国際学力テストで日本の学生のレベルが下がってきている。日本の学生は、学習したことを活用・応用する力、判断力が低いことが目立っている。このことから
「生きる力」をつけるための学習プログラムを多くの学校が取り入れている。当校はその流れに乗ることはない。基礎・基本の繰り返しを行っている。学習の活用・発展、判断力・思考力は総合学習や宿泊学習を行っている。
・通知表はない
○特徴的な行事7つをスクリーンで紹介
・特徴的なものは7つある。
@入学式
Aなかよしキャンプ(先生が1年生をお迎えする)
Bファミリーフェア
C海の生活(5年生)
長崎の平戸での2kmの遠泳。
Dページェント(クリスマス讃美礼拝)
ページェントでは6年間で必ず1回、全員に役がつく。
E雪の学校(3〜6年生)
黒姫高原にて総勢700名以上で行い、学校がそのまま移動したようである。
F海の学校
カメリア号にて
○宿泊行事の価値
・生活面の価値
親元・家庭を離れる→自分の好きに行動できない。衣食住で自立することが必要。
生活訓練キャンプとよんでおり、1年生から6年生まで回を重ね、繰り返すことで身につける。人間関係を築く力を育てる。
・学習面の価値
普段学校で環境について学習をしているが、渋谷の校舎にいると実感がない。山の学校で本当の自然の中で自発的に問題提議し、自分で考え、自分の言葉で話す。都会の利便性と環境問題の中で悩む。日々の教育の中では学ぶことのできないことを学ぶ。電子黒板の活用(パイオニアと共同開発し、昨年度から使用)
■10:40〜
初等部教育を受けて 後援会会長 大橋勇介
現在初等部に2児が通っている保護者。
○いろいろな体験
すべての宿泊行事が教育の場。宿泊行事では、1つの家族となり、それぞれに役割分担がある。
○日記
毎日書く。担任と保護者が毎日目を通し、コメントを書く。6年間で50〜100冊になる。 日記を毎日書くことで、継続する力がつく。子どもの気持ちや考えを知ることができる。初等部生活のすべてが分かる。
○保護者と学校とのかかわり
授業参観日以外にも、届け出を出せばいつでも授業の参観・担任との面談ができる(1人でも可能)。保護者ボランティア(給食ボランティア、学習センターボランティア、水泳ボランティア、芝生維持ボランティア、宗教ボランティアなどがあり、保護者が積極的にかかわりを持つ)。ファミリーフェアや運動会でも保護者が積極的に関わっている。
○ようこそ先輩
5年ぶりで2回目。いろいろな職業に就いている卒業生が話をする。その話に影響を受ける子供もいる。
○卒業後に成人式を祝う
礼拝堂で成人の祝いをした後8年ぶりに授業を行う。
・初等部を愛する気持ちを持って受けて欲しい。
■10:45〜
入試の概要 教頭 佐々木先生
○募集人員は、男女各44名(青山学院幼稚園からの内部進学者40名は含まず)。
○願書の販売は、9月3日〜10月3日。
○願書の受付は、10月1日〜10月3日(消印有効:この消印の前後の日にちのものは受理されない)
○受験番号は男女別・生まれ月順に並べ替えるため、受付が早い・遅いは関係ない。
○入試期日は、11月1日〜7日の内2日(日にちの変更、遅刻は一切認めない)。
○適性検査Aは、1日〜3日(約1時間の個別テスト)と適性検査Bは、4日〜6日(約2時間半の集団テスト)がある。
○適性検査 Bでは、取り組みの姿勢、社会性をみる。
○面接は10月中旬〜男子、10下旬〜女子で行う。
○入試日程説明会は10月22日に実施。
○出願書類に在園の園長先生の確認や医師による健康診断、写真(家族、個人)の提出があるため、直前で不備を出さないように早めの準備を勧める。
■11:00〜11:30 校舎見学
順路、引率は無く、自由に校舎内を見ることができる。
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