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小学校受験新聞TOP首都圏小学校一覧立教女学院小学校
  りっきょうじょがくいんしょうがっこう

立教女学院小学校

 

〒168−8616   
東京都杉並区久我山4−29−60
TEL/03−3334−5102
FAX/03−3334−5279
URL/ http://www.rikkyojogakuin.ac.jp/

校長名 児玉 純
創立 1931年
児童数 432名
アクセス 京王井の頭線三鷹台駅 徒歩3分
スクール
バス
なし

最新情報


■2025年度入学者用 学校説明会 予約不要
詳細が決まり次第こちらのホームページに掲載いたします。
★入試説明会

★学校説明会
2024年7月19日(土)


★校舎見学会
【【 内 容 】
立教女学院小学校校舎内をご見学いただけます。
【 日 時 】
2024年9月7日(土)

※その他詳細は決まり次第お知らせいたします。
※新型コロナウイルス感染拡大状況により、予定を変更する場合がございます。



詳細が決まり次第こちらのホームページに掲載いたします。

 

■東京私立学校展 

 



○H24年説明会レポート

○H23年説明会レポート

○H22年説明会レポート

○H21年説明会レポート

○H20年説明会レポート

 

小学校について

建学の精神

■教育の方針
キリスト教の信仰に基づき、宗教的信念と情操を養い、併せて女性にふさわしい人格、教養を形成すること

本校は、私立の小学校であり、義務教育学校に課せられている共通のねらいを果たさなくてはならないことは当然でありますが、それに加え「立教女学院ビジョン」が策定されておりますので、小学校教育におきましてもこのビジョンに沿った学校づくりをめざしています。
学則に、「本校はキリスト教の信仰に基づき、心身の発達に応じて初等普通教育を施し、特に女性にふさわしい人格の基礎を作ることを目的とする」とありますように、教職員がキリスト教に基づく豊かな教育力を発揮することをその根幹としております。
児童の心身の発達に即した教育を具体化していく上で必要なことは、バランスのとれた全人的にしてキリスト教的な成長発展を促すよう考慮することにあります。この点から考えて、本校では次のような教育目標を掲げその子ども像の完成をめざしています。

@「健康で明るい子」
健康とはバランス感覚のことでもあります。柔らかい生命体としてその柔らかさを失わずに、不安定さにさらされても持ちこたえていく健康で柔らかいバランスが大切です。

A「進んで行動する子」
何かやってみようとする気持ちとためらいの気持ちのうちにわれわれは揺れ動きますが、その中で自発性を発揮できることが大切です。

B「まわりの人を大切にする子」
まわりの人を大切にする思いやりと共感的な心が大切です。

このために、学校は知的豊かさを協働的に探求し学びあう場でなくてはなりません。様々な機会の中で、多くの人と交わり自分の個性や力に目覚め高め合って成長していく。これが学校で学び合うことの大切な点であります。これがよいとされる最も良いものを子どもたちに教え、諭すことができるように教職員は研鑽いたします。幼い時に、良い習慣を身をもって体得することは一生の宝であります。良い習慣は、形を持って人間に無意識に働きかけます。キリスト教を価値の主軸とした良い習慣を繰り返し身につけさせ、人間としての品格の良さの下地を育んでまいります。
お子様、保護者の皆様、教職員が「ここで学べて」「ここに入れて」「ここに勤務できて」よかったと言えるような学校でありたいと願っております。


 

教育の特色

■低学年教育
人と人とがかかわり合いながら、成長して欲しいと願っています。そのために特に低学年では、友だちと元気に遊ぶ機会を大切にしています。30年来続けていることの一つに、1・2年生に「なかよし」という時間を週1時間特設し、外で自由に遊んだり、大きな集団での遊びを通して、他人とどう付き合っていくかを学ぶことを大切にしています。明るく、はっきりとした声であいさつできるようになることで、集団の一員としての役割や講堂の仕方を学んで欲しいと思っています。
学校ばかりでなく、家庭でも家族や近隣との生活を大切に考え、勉強道具は原則として、学校に置いておきます。そのため、1・2年生ではランドセルを使用していません。家庭学習が必要なときだけ持ち帰ります。
また、創立以来制服を定めたことはありません。個性を充分発揮できるよう留意しているからです。その場に相応しい私服を着用することで小さいうちから審美眼を養ってほしいと考えています。

■高学年教育
高学年では、低学年で培った基礎力の上に、基礎・基本を重視した、一人ひとりの確実な理解と、自主的・主体的に学習に取り組もうとする姿勢を養うことを目的とした各教科の学習が行われます。
理科・音楽・図工・体育・家庭・習字・聖書などは専科教員が担当し、児童の発達段階に応じた、質の高い授業を展開したいと思っています。
教科の学習に加えて、全校児童の前での聖書朗読や食事当番、各種委員会など学校生活を支える様々な役割を担ったり、クリスマスやイースター、6年生を送る会などの学校行事の準備や運営を通じていろいろな経験を重ね、様々な生活の技術、他者と協調しながらも充分に意見を交え、一致点を見出し、力をあわせて問題解決に向かう力量、低学年の児童に対しても状況に応じて上手にリーダーシップが発揮できる能力など、トータルな人間性を養うことが期待されています。

■総合学習
3年生から始まる総合学習を、本校では、英語、コンピューター、体験的学習の三本柱で行っています。

○英語
英語を通して「表現する楽しさ」を体験します。授業はネイティブスピーカーを含めた教員で担当し、3年生は週1回、4年生以上は週2回の授業です。

○コンピュータ
年間約15時間(3,4年生)の授業を担任と専科の二人体制で指導しています。

○体験的学習
学年で毎年テーマを定めて進めています。

 

■特長

○毎朝の礼拝
毎朝全校児童が一緒になって、朝の礼拝をします。 みんなで大きな声で聖歌を歌い、パイプオルガンの響きに耳をすませます。

キリスト教の信仰に基づき、宗教的信念と情操を養い、併せて特に女性にふさわしい人格、教養を形成することを教育の念願としています。

毎朝、全校児童が一堂に会して朝の礼拝を行い、静かな祈りの時間を持って一日が始まります。週に一度、聖歌隊による奉仕があります。また一年を通して、全校児童の誕生日を記念して感謝の祈りとチャプレン(学校付の司祭)による祝福があります。

○制服について
個性を大切にするために、本校には制服がありません。服装だけにとどまらず、いろいろな事に対するセンスが磨かれます。

○絵日記
心に残ったことを絵と文で表します。絵や文をかくことは、ものごとをしっかり見つめたり、考えたりすることにつながります。1年間書きためたものを製本します。

○給食
全校児童が一堂に会し、テーブル毎で食前の感謝の祈りを行い、食事を始めます。全校の食事の世話は、6年生が交替でしますが、テーブルの世話はクラスのグループリーダーがします。

○掃除
3年生は自分の教室を、4年生から6年生は縦割りで掃除をします。

○委員会活動
学校全体をまとめる代表委員会(4〜6年生)があり、その他に以下の委員会活動が、5年生・6年生により行われています。
宗教、保健、体育、図書、放送、環境、給食、集会

○プレーデー
立教小学校との合同運動会

 

■高等学校卒業後の進路について
中学・高等学校6年間の学校生活によって自分の生き方を模索し、自分の適性に基づいて具体的な進路を選ぶように指導しています。生徒は、毎日の学習やクラブ活動、学校行事、ARE学習や土曜集会など通じて、視野を広げ学びを深めていき、徐々に自分の適性・意志に基づいて進学する大学や将来の職業を考えていきます。保護者との充分な話し合いも促します。医療系学部のある大学、その他自分が希望する大学に進学するため一般入試に臨む生徒も多くいます。
立教大学への推薦は、2010年4月中学1年入学者より受入総数121名で、一定の要件を満たした者となります。また、2006年度高校入学者より、高2・高3でコース制が導入され、さまざまな進路を目指す生徒の学力向上を充分配慮する体制を整えています。

○立教大学推薦の要件
受入総数121名
1.卒業要件の充足
2.卒業論文を提出し、認定されること
3.英語についての一定の能力(英語検定2級程度)が認定されること
4.高校生活(学業・出欠状況)が良好であること
5.立教大学各学部への進学の意思および意欲があること

 

 

 


1クラスの人数 36名 教員数 正教員22名 
非常勤11名
学期 3学期制 開始時間 8時30分
制服 なし 図書数 17,000冊
通学制限 あり    

土曜休み 土曜休み
昼食 給食   週5回
アレルギー対策 あり
外国語教育 英語 ネイティブ、日本人のチームティーチング
パソコン 40台
習熟度授業  
セキュリティ 警備員配置、防犯カメラ、入校証チェック、 校内を定期的に巡回、AEDの設置、保護者にIDカード発行
クラブ活動 サッカー、バスケ、バトミントン、テニス、ダンス、競争、音楽、手芸部、演劇、理科、器楽、ミュージカル、 コンピュータ、サイエンス
系列校 立教女学院中学校、同高等学校、同短期大学、立教大学

進学

受験指導 なし
小〜中 原則として全員が進学

学費

授業料(年) 648,000円
入学金 300,000円
その他 教育充実費 120,000
保護者の会入会金 10,000
保護者の会費 18,000円
給食費 121,200円
教育振興資金 任意の寄付(1口100,000円)
寄付金 1口10万円   なるべく3口以上



過去の入試データ


過去の入試データ

受験番号決定 生年月日順 月齢考慮 なし
兄弟姉妹優先 非公表 補欠発表方法 あり。 郵送。

アンケート 面接、ペーパー、制作、運動

 

 面接

 

面談者 子どもと保護者一緒に 学校側の面接者

非公表

時間 10分 いつ 事前

質問内容 幼稚園について、幼稚園について、家庭で大事にしていること
お手伝いさせているか、通学経路について

ペーパー

筆記用具 クーピーペン

分野 図形、数、言語、推理、お話の記憶

制作・巧緻性

内容 ひも通し、はさみ

 運動

内容 平均台、ドリブル、ボールなげ

 

 

■編入試験情報 (2010年)
小1 編入試験

○国語   A4プリント5枚(ホッチキス)
・体の部分 2文字のものを3つを書く
・八百屋に売っている4文字のもの4つを書く
・お寿司屋に売っている3文字のもの3つ書く
・何でもいいので5文字もの5つ書く

・文章につなぎの文字を入れる。
 へや■いく    え■かく   など

・物の数え方
 いす、 いえ、 車   など

・渡された文章を原稿用紙に書き写す。

○算数
・数を数える

・式を作る

・■に数字を入れる
 例: 15はあと■で20になります。

・計算問題  足し算、引き算が混じったもの
※10を越えるものも出題されました

○作文  
・小学校について何でもいいので考えて書く。 ※「先生」「勉強」「ともだち」などでも良い
・書いた作文を別室で先生の前で読む

○絵を描く

○運動
・鉄棒(前まわり)
・ステップ  など

 


過去の受験データ

2023年秋実施の入試データ

募集人数 女児72名   内部進学者含む
志願者数

女児545名  内部進学者含む

受験者数  
合格者数  
補欠発表  

2022年秋実施の入試データ

募集人数 女児72名   内部進学者含む
志願者数

女児591名  内部進学者含む

受験者数  
合格者数  
補欠発表  

2021年秋実施の入試データ

募集人数 女児72名   内部進学者含む
志願者数 女児653名  内部進学者含む
受験者数  
合格者数  
補欠発表  

2020年秋実施の入試データ

募集人数 女児72名   内部進学者含む
志願者数 女児541名  内部進学者含む
受験者数  
合格者数  
補欠発表  

2019年秋実施の入試データ

募集人数 女児72名   内部進学者含む
志願者数 女児567名  内部進学者含む
受験者数  
合格者数  
補欠発表  

H30年秋実施の入試データ

募集人数 女児72名   内部進学者含む
志願者数 女児594名  内部進学者含む
受験者数  
合格者数 94名
補欠発表  

H29年秋実施の入試データ

募集人数 女児72名   内部進学者含む
志願者数 女児433名  内部進学者含む
受験者数  
合格者数 83名
補欠発表  

H28年秋実施の入試データ

募集人数 女児72名   内部進学者含む
志願者数 女児381名  内部進学者含む
受験者数  
合格者数 84名
補欠発表  

H27年秋実施の入試データ

募集人数 女児72名   内部進学者含む
志願者数 女児310名  内部進学者含む
受験者数  
合格者数  
補欠発表  

H26年秋実施の入試データ

募集人数 女児72名   内部進学者含む
志願者数 女児222名  内部進学者含む
受験者数  
合格者数  
補欠発表  

H25年秋実施の入試データ

募集人数 女児72名   内部進学者含む
志願者数 女児254名  内部進学者含む
受験者数  
合格者数  
補欠発表  

 

H24年秋実施の入試データ

募集人数 女児72名   内部進学者含む
志願者数 女児254名  内部進学者含む
受験者数 非公表
合格者数 女児74名
補欠発表 あり。  人数非公表

 

H23年秋実施の入試データ

募集人数 女児72名   内部進学者含む
志願者数 女児463名
受験者数 非公表
合格者数 女児72名
補欠人数 非公表

 

H22年秋実施の入試データ

募集人数 女児72名   内部進学者含む
志願者数 女児579名
受験者数 非公表
合格者数 女児72名
補欠人数 非公表

 

H21年秋実施の入試データ

募集人数 女児72名   内部進学者含む
志願者数 女児596名
受験者数 非公表
合格者数 女児72名
補欠人数 非公表

 

H20年秋実施の入試データ

募集人数 女児72名   内部進学者含む
志願者数 女児696名 (H19年秋実施入試719名)
受験者数 非公表
合格者数 女児72名
補欠人数 非公表

募集要項

注意*2025年4月入学者用の日程です。  必ず小学校HPなどでご確認下さい。
募集人数 女児72名(内部進学者を含む)
出願 「Web」および「郵送」両方の出願が必要となります。
Web出願期間:2024年9月2日(月)〜 10月2日(水)
郵送出願:2023年10月1日(月)〜 10月3日(木)必着
※簡易書留速達郵便に限ります。
受験料 Web決済 30,000円
面接 2024年10月12日(土)〜10月19日(土) いずれか1日
入学試験日 2024年11月4日(月・祝)のみ 
合格発表 2024年11月5日(火)20:00 Web発表
入学手続き Web:2024年11月6日(水)12:00
来校:2024年11月6日(水)14:00〜15:00
入学手続時納
・入学金 300,000円

 

 

【過去のトピック】

☆入学試験日程が、例年と変わります。(2012.4.12)

例年は 11月4日(金)・11月 5日(土) 両日
でしたが

今年(2012年秋)は、11月 1日(木)・11月 2日(金)両日
に変わります。ご注意を。




 




駅の目の前に学校があり、警備委員も常駐しているので安全です。毎朝礼拝の時間があり、全校児童が祈ります。その様子は学校説明会で見ることができます。また、1時間目の授業の前に、各クラスで剣玉遊びや読書など、思考を凝らした活動をしています。様々な教材を使用して授業展開をしており、児童たちも興味を持って進んで学習しています。

立教女学院小学校 問題集はこちら

 

説明会で配布された資料から (22.7)

Q:通学時間に制限はありますか?
A:小学校1年生という児童の事を思うと、1時間以内が適当と考えています。それ以上かかる場合は、学校として安心してお預かりできませんので、ご遠慮いただくことになります。

Q:現在は通学に1時間以上かかる所に住んでいますが、合格したら近い場所に転居する予定です。
A:転居先と転居予定時期を、入学願書に明記してください。

Q:学校から指定された面接日に父親が来られません。面接日を変更できますか?
A:面接日の変更は原則として行いません。保護者お一人と本人のみの面接で十分ですので、指定日にご来校ください。

Q:クリスチャンではないのですが、入学は許可されますか?
A:宗教、宗派は問いません。但しキリスト教教育を行うことにご理解とご協力をいただくことが必要です。

Q:帰国生の枠はありますか?
A:特に設けておりません。一般志願者と同様に受験していただきます。

Q:視力が弱いのですが、配慮してもらえますか?
A:事前にわかっていれば配慮は可能です。怪我をなさった場合などでも配慮は可能ですので、事前にお申し出ください。

Q:左利きですが、配慮してもらえますか?
A:その必要がある場合には配慮いたします。

Q:双子ですが、願書はどのように提出すればよいでしょうか?
A:お二人分の書類を一つの封筒に入れてご提出ください。

Q:授業はどのように進められていますか?
A:国語・社会(生活)・算数はクラス担任が、その他の教科は教科担任が行っています。英語は米国人と日本人で、コンピュータは担任と専科で、チームティーチングを行っています。

Q:中学校への進学は?
A:希望者は原則として本学院中学校へ進学できます。ただし、進学するための学力に達しない場合は指導の範囲となります。

Q:立教小学校とは、どのような関係があるのですか?
A:創立者(C.M.ウィリアムズ)は同じです。年1回「合同プレーデー」(運動会)を行っています。また、立教小学校の1年生と本校の1年生とが交歓会を持ったりしています。

Q:防犯・防災または危機管理面での学校の取り組みはどのようにされているのですか?
A:各門に警備員を配置し、不審者が入構しないよう警備しています。また、構内各所に監視カメラを設置。構内の安全面をより強化しています。保護者、勤務員は常にIDカードを携帯しています。その他、集団下校やその訓練、避難訓練、保護者による引き取り訓練も随時実施し防災・防犯対策を強化しています。

Q:復学の制度はありますか?
A:あります。退学後2年以内を限度として再入学の制度があります。小学校は義務教育ですから、本校に籍を置きながら(休学しながら)他校へ通学する事はできません。一度退学していただき、再入学の手続きを取っていただきます。


 

Japan In-depth から転載   2015.11.10

 

【「動物介在教育」が子供たちに与えるもの】〜立教女学院小学校の取組み〜

 

Animal Assisted Education (アニマル・アシステッド・エデュケーション)と言う言葉を聞いたことがあるだろうか。

「動物介在教育」と訳される。一言で言えば動物を介在させた教育全般を言う。自分が生きていくためには他者の力が必要であることに気づいてもらい、他者と共存しながら生きてゆくことができる子どもを育てることを目的としている。
この「動物介在教育」をもう13年も実践している学校がある。東京にある立教女学院小学校がそれである。その普及に尽力してきた吉田太郎教頭は語る。「13年前、自分の居場所が見つけられず、不登校となり引きこもりとなった児童がいました。その子は犬との触れ合いを通して励まされ、彼女が少しずつ癒される過程を目の当たりにしました。」これが「動物介在教育」が始まるきっかけとなったのだ。

最初、バディ一という名前の犬1頭で始まった学校犬は、2009年にバディの子供のリンクが、2012年からは東日本大震災後、福島県の動物シェルターから引き取った2頭、ウィルとブレスが加わった。「ウィルという名前に福島のことを忘れない」というメッセージを込めたという。その後2015年にバディが息を引き取り、現在は3頭となっている。

学校犬の世話をするのは、「バディウォーカー」と呼ばれる小学校6年生。朝8時に登校した彼女らは6〜7人1グループとなり、まずは水や餌やり。午前中の休み時間に散歩。放課後に2回目の散歩と部屋の掃除を行う、と結構忙しいが、6年生の3分の2の子供たちが手を上げるという。

犬と散歩をしている生徒たちに話を聞くと、子供たちは「(生き物の命は)自分たちと同じ命なんだと気づかされた!」「いやなことあっても癒されて元気になる!」「今後自分たちも(被災犬のような)可哀想な境遇の動物たちを助けたい」と口々に語った。

 


9日、同小学校は、殺処分ゼロと絶滅危惧種の保護に関する啓発活動を行っている一般財団法人クリステル・ヴィ・アンサンブルの滝川クリステル代表理事を招き講演会を開催、父兄ら400人超が集まった。

滝川氏は「動物介在教育は以前から教育現場で取り入れたらいいのではないかと思っていたが、今回こちらで実践していることを知り、大変興味を持った。動物との“共生”の大切さは、小さいころから肌で感じることが一番だ。生き物の体温や感情や行動を普段から知ることで、虐待などは防げるのではないか。」と述べた。

また滝川氏は、最近、学校内で、生き物を飼うことが少なくなっていることを上げ、「『動物介在教育』のような取り組みもほとんど広まっていない。命の大切さ、生き物と共生する大切さを、もっと多くの教育者や保護者の皆さんに知ってもらうことが必要だ。」と述べた。

 

 


 

 

 

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