聖母被昇天学院小学校 坂本清美校長先生インタビュー
聖母被昇天学院小学校の特徴を教えてください。「誠実・隣人愛・喜び」を教育方針にかかげ、豊かな心を育むキリスト教教育を行っています。そして、女性をキリスト教的価値観に基づいて、家庭と社会を築いていくための大切な存在で在ると考える女子教育を実践しています。
学習面での特徴を教えてください。全学年週1時間の宗教の時間があります。 今年度から始まりましたアサンプションアフタースクールで、英語を学ぶことも出来ます。このように英語を学ぶ時間が多いので、特別にお教室に通わなくても、卒業生の60%の子ども達が4級以上で中学に進学しますし、本校中学高校においても学び続けますので、高校卒業時にはTOEIC800点以上を取得する生徒もいます。これから、国際社会で貢献しようとする女性にとって、ここで身につけた英語力は非常に役立っています。 国際交流にも、力を入れています。 国語科では、週3日「読書タイム」を設け、創造力豊かな感性・表現力・思考力を高めています。漢字教育に関しては、止め、撥ね、払いを丁寧に書くように、きめ細かな指導をしています。本校独自のテスト「漢字チャンピオン」や、「漢字検定」にも挑戦しています。 算数科では、数量感覚を培い、日常生活においても応用出来るように、「数と計算のチャレンジタイム」、「ミニ・チャレンジタイム」を設けています。 総合的な学習としては、「情報教育」、「自然教室」、「平和学習」を行っています。
行事面での特徴を教えてください。やはり、宗教行事が多いですね。5月「聖母月 祈りの集い」、10月「チャリティ・デイ」、12月「クリスマス礼拝」などがあります。「チャリティ・デイ」の収益金は全額寄付しています。 行事では在りませんが、今後、「食育」の問題に力を入れようとしています。これは、これからの社会の基盤を、そして家庭を築く女性にとって非常に大切な問題だと思うからです。「食育」は、子ども達の心の成長にも深く関わっていく問題です。バランスのとれた食事をしているお子さんは、落ち着いていますし、集中力もあります。また、母として、食事を通して子どもに伝えて行くべき事は多いと思います。子育ては、根気がいるものです。 バランスのとれた食事を考え、子どもに与えるには工夫が必要です。その姿勢は、子育てのすべてに通じるものだと思います。 母親の「これだけは通す!」という気持ちをいかに通しきれるか。子どもとの駆け引きです。絶対に譲らない事を、子どもに知らせることは難しいです。でも、そうしていかないことには、子育ては始まりません。手抜きは出来ません。母親も、頑張らなければなりません。現在は、子育てが難しい時代だと思います。でも、そんな時代だからこそ、賢いお母さんになってほしいのです。本校は、時代を担う母親を育てて行きたいとおもっています。 社会に貢献できる女性に育って貰いたいと願っている学校ですので、仕事を持つお母さん達の力になれるように、アサンプションアフタースクールを設けて、下校の早い低学年中心に安全に参加、下校できるようにしています。
どのような子どもに育てたいですか。本校は、女子校です。女子しか居ない環境の中で、新しい自分を発見し、磨いて欲しいと思っています。女子でも主張出来る環境ですし、女子だけだからこそ主張しなければならない環境でもあります。男子にどう思われるかなんて、悩まなくて済みますしね。
これから小学校受験をされるご家庭に伝えたいことはどのようなことですか。本当に大切なものをお子さんに与えてほしいですね。それは、思いやりの心です。 入学試験は、ペーパー問題、運動能力、行動観察、口頭試問、面接です。
取材協力 幼児教室 けいkids+
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