京都聖母学院小学校
新井 眞幸校長先生 インタビュー
新井眞幸 校長先生
この4月に京都学院中・高等学校校長先生から京都聖母学院小学校の新校長先生に赴任された 新井眞幸(あらい まさち)先生に、今のお気持ちを伺って参りましたので、ご報告いたします。
京都聖母学院小学校 に来られて1ヶ月が経ちました。
この4月に小学校に着任して、まず、子どもたちが中高生とはまた違う意味で可愛くてたまりません。皆から大切に愛され見守られているためか、安心して活き活き伸び伸びとして子どもらしいなと感じています。
子ども一人一人にきめ細やかに寄り添うことは本校の方針でもあり、保護者の皆さまがお子さんを大切に愛情たっぷりで育てておられる様子には頭が下がります。それあってこそ、子どもが活き活き伸び伸びしているのだと感じます。
しかし、いつまでも手を貸しすぎて甘くなっては自立心が育たず大変ですし、厳しくしすぎても大変です。そのあたりの時期や塩梅が子育ての難しい所ですね。子どもの個性が一人一人異なり、取り巻く親も家庭環境も異なるのですから、それぞれの子育ても一つ一つ異なって当たり前、ぴったりのマニュアルがないわけです。
子どものためだけを考えて生活してきて、中高生になって急に子どもに疎まれ、親離れされショックを受けないように、反抗期もなく良い子だとばかり信じてて、思春期のある日突然反逆されて戸惑わないように、子どもの幸せのためだけでなく、親自身が幸せになるためにも、親が子育てを楽しみながら子育てを学べたらどんなに良いことでしょうか。教えるとかアドバイス等というおこがましいことではなく、子育てをご一緒に考え学び合うことの出来るような小学校、そして校長でありたいと考えています。
インタビュー後記
新井校長先生にインタビューさせていただいた中で、心に残る素敵な言葉がたくさんありましたので、ご紹介します。
「私の娘は今、2歳と4歳の子どもを子育て中なのですが、見ていると子育てをしていながら娘自身が人間として成長して幸せになっているなと感じます。子どもに幸せになってほしいと願う「子育て」でありながら、同時に親も幸せになるための「子育て」でもあったのだと気づいたんですよ。」
「人間は動物ですから、本能のままでする子育てもあるでしょうけど、人間としての子育てのあり方もあると思います。これは、しっかり考えなければいけない点だと思います。」
「中・高校生は、もう自我が確立してきますので、尊重して大人扱いし、自由を認めた中で精神が育つのを待っていたようなところがありましたが、小学校においては、いろいろな面で「形から入る」ことが自然にでき、有効かもしれないと気づきました。」
子どもも親も幸せになる子育て・・・・そうですね。子育てはそういうものですよね。
(取材:23.5.17)
京都聖母学院小学校 紹介ページはこちら
京都聖母学院小学校 ホームページはこちら
取材協力 幼児教室 けいkids+
|