その1・お父さんの協力が必要
その2・明るさ・体力・習慣
その3・抽象的なものより具体物・苦手なものより得意なもの
■お父さんの協力が必要
小学校受験をするに、一番大切なことは、“親の方針が決定していること”です。
ご両親の方針が一致していることが、志望校を選択するのに重要になってきます。もちろん、お父様の場合、家庭におられる時間も短く、お子さんと接する時間も必然と短いのですが、お母様の狭くなった視野を広げ、お子さんの学力や入試に必要な力を客観的に判断することがお父様の重要な役割となってきます。
そのためには、休日を利用してお子さんとの時間をとり、お母様との会話を密にし、方針を固めていくことが大切になります。
また、お父様が私立の小学校受験の最終判断、志望校を最終決定されることが良い結果につながる例が多いようです。
具体的には、学校説明会に参加する、面接でどのように答えることが加点されるかなど、相手(志望校)を知ることが大切です。お父様が動くと、お子さんも本気になってきます。
是非、この機会に、お父様の協力体制をお願いできればと考えております。
■明るさ・体力・習慣
小学校受験は、お子さんだけの受験ではありません。“家族の総合力”が鍵となります。
おじいちゃん・おばあちゃんも含めた受験なのです。 そこで、家庭において必要なことを三点に絞って述べてみます。
第一に、明るさです。
ご両親の仲が良く、普段から笑顔の絶えない家族であることが子供にもよい影響を与えます。
面接などでもご両親の方針が一致し、微笑ましい光景であれば、学校側も良い評価を与えてくれるはずです。
第二に、家族全員の体力です。
規則正しい生活習慣が送れること。 受験前の夏休みには、夏期講習などでお子さんにもプレッシャーがかかってきます。 体力がないと風邪を引いたり、怪我もしやすくなります。(おじいちゃんやおばあちゃんの健康も含む) 精神力も体力がなければ維持できません。 また、バランスのとれた基礎体力は、入試を突破するには絶対必要になります。ペーパー問題を解く能力と、指示通りに体を動かすことは、比例して力が伸びるものです。 机上の学習だけでなく、近くの公園でサッカーをする、遊具を使って遊ぶことなどでも良いのです。
第三に、習慣です。
受験に備えて幼児教室に通うのは、多くても週に2回ぐらいですね。 それ以外は、家庭での学習が重要になります。毎日決められた学習習慣をつけることが大事です。 「継続は力なり」 特に幼児は、反復練習をしないと忘れてしまいます。根気よく家庭でも同じ単元の問題で再度、練習することが必要です。
■抽象的なものより具体物・苦手なものより得意なもの
家庭学習での習慣について述べましたが、小学校受験の準備は家庭にあるもので十分、対処できるのです。 たとえば、コップを使い水の量を比較する、鏡を使い鏡図形や水面に映った図形を探す、折り紙を使い切り抜き図形にチャレンジしてみるなど。 他にも外に出て、草や木の様子を観察してみる、商店街を歩き、野菜や魚など実物を見せる、さわってみるなど、身の回りに教材はいくつでもあるのです。
具体物を使うことは、時間はかかりますが子供には定着するものです。 また、子供の得意分野を見つけ、得意なものを伸ばしていくことが大切です。 そして、ご両親で「ほめる」ことがとても大切です。
私もお子さんの得意なものを伸ばし、「ほめる」指導ができる幼児教室でありたいと日々、心がけ実践していきたいと思っております。
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