その1・遊びの中から創造力を見出す
その2・生活習慣
その3・持続力
昨今の私立小学校入試では、選抜方法においてペーパー問題の出来、不出来の合否判断ではなく、絵画、巧緻性、行動観察といった、ご家庭、幼稚園、保育園等で培われた真のお子様の姿を見る内容がかなりのウェイトを示す小学校が増えてきたように思われます。
・遊びの中から創造力を見出す。
例えば、風呂敷を見せて「何に使おうか?」の問いに対して、包むことしか頭に浮かばないのは創造性に乏しいと思います。
創造力は、生活の中で様々な体験の中から生まれます。時間を見つけてお母様とごっこ遊びをしてみてはいかがでしょうか。「遠足に行こう!」とシートにして座ったり、「雨が降ってきた」と言ってスカーフにしたり、お母様自ら幅広く使えることを教えるのはいかがでしょうか。
創造力が豊かな子どもと乏しい子どもは、工作や絵画を見れば明らかに差がでます。
創造力というものは生まれつきのものではなく、どれだけ多くの経験をしてきたかが大きな影響を与えます。
前述の風呂敷の話もそうですが、お母様や周りにいる人たちがお手本を示してあげることが豊かな創造力や発想力に繋がると思います。
近年の入試では、この「創造力」が重要視されていますので、たくさんの経験を積ませてあげて下さい。
・生活習慣
自分の身のまわりのことを、普段から保護者の方に頼らずに頑張っているかで差がつきます。
入試に出かける朝、お母様はお子様に必ずハンカチ、ティッシュを持たせるかと思います。お子様はトイレに行って果たして手を洗った時にポケットのハンカチを使うでしょうか。
常日頃、外出の時、お母様のハンカチで手を拭いているお子様は困ります。「学校でトイレに行ったら、ハンカチで手を拭くのよ!」と言われてその日はできますか?
ある校長先生が、子どもたちが洋服で拭いたり、手をブラブラさせたり、ハンカチを出して使っても畳んでポケットに入れなかったりなど、子どもの普段の生活が一目瞭然で分かるとおっしゃっておられました。
生活習慣がしっかり行なえないと、お子様の自立に大きな影響を与え、そのことが学習にも繋がってきます。
家庭生活を見直し、基本的な生活習慣を身につけることから始めて下さい。
・持続力
すぐに飽きてしまう、やめてしまう、というような根気のないお子様は何かをやりとげた時、「よく頑張ったね!」と褒めてもらう機会が少なかったのではないでしょうか。
1日10回はお子様を認めてあげ褒めてあげて下さい。
持続力のないお子様は集中力にも欠け、学習内容が頭に入っていきませんので、一つのことが身に付くまで他のお子様より多くの時間を要します。それだけ他の学習を行なう時間が少なくなります。
粘り強く頑張れる子は色々な面で伸びていきます。
保護者の方はいっぱい褒めて、やり抜いた時の喜びを体感させてあげて下さい。そうすれば何事にも諦めない持続力のあるお子様に育つと思います。
小学校受験の基本は、ペーパー問題をたくさんやり、多くの日々を幼児教室に通ったことではなく、すべて親子の交わりから始まります。
机に向かうことだけでなく、5,6歳の子ども達は親以上に精神的にも体力的にも追いやられ情緒が不安定になりがちです。
ごっこ遊びなど、たくさん遊びを入れ充実した日々を送ってあげて下さい。そして親子で毎日笑顔過ごせるように心がけて下さい。朝、元気に「おはよう」と言うだけでお互い嬉しい気持ちになります。
笑顔のある親子は誰が見ても魅力的なものです。
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