■建学の精神
『高潔善美(こうけつぜんび)』
目標を高く
何事にも挑戦する意欲をもち
他者の気持ちを大切にする児童の育成
■教育目標
・素直で 賢い子
・思いやりのある 優しい子
・粘りのある 強い子
・明るくのびのび 元気な子
小学部は「高潔善美」の建学の精神に基づいて、目標を高く、何事にも挑戦する意欲をもち、他者の気持ちを大切にする児童の育成をめざしています。
そのために、小学部では、少人数教育によるきめ細かい指導を行うとともに「魅力ある授業」「わかる授業」に取り組み、確かな学力の定着と習得をめざしていきます。また、日々の教育活動の充実を図るとともに、学校行事や校外学習などを通して多様な教育活動を創造し、子どもたち一人ひとりの感動体験を大切にしながら、課題に対して粘り強くチャレンジする自ら学ぶ子どもの育成に取り組んでいきます。
今後も、相模女子大学小学部は、情操豊かで、次代を担う児童の育成を大切にしていきます。
■教育の特色
○少人数教育と魅力のある授業で育てる学力
平成22年度より全学年全学級が27名以下の少人数学級となりました。
子どもたち一人ひとりへの指導を、ゆとりをもって行っています。「学びのプロセスを大切にした魅力ある授業」の創造に努め、子どもたちが学ぶ喜びを感じながら、確かな学力の定着と習得を図ることが小学部の学習指導の考え方です。
○基礎学習の徹底 毎日、学習を積み重ねるベルトタイムとクリアー
毎日、全校一斉に20分間の基礎学習タイムを設定しています。週5回のうち、3回は漢字学習。漢字の成り立ちや新出漢字の書き順、熟語、短文作りなどを学習します。毎週小テストを実施、学年末には漢字の検定試験に挑戦します。週2回のベルトタイムは算数の計算問題に取り組みます。
また、家庭学習として、「毎日学習プリントクリアー」を毎日配布し、国語や算数の授業の復習と定着を図っています。
○専科教員による授業 1年生から始まる専科教員による授業の充実
専門の教育を受けた教員による授業が、1年生から始まります。
理科・音楽・体育・図画工作・家庭科・英語は専科教員が指導します。
子ども一人ひとりに対して学級担任以外に、多くの専科教員が関わり合いをもち、指導にあたっています。
○たてわり生活班 1年生から6年生まで、子ども同士のふれあい
1年生から6年生まで18名で構成する縦割り班で、毎日の清掃活動を行います。
進級と同時に新たな縦割り班に所属し、異年齢で構成される集団の中でコミュニケーションを取りながら1年間活動します。1年生を迎える集会や6年生をおくる会も、この縦割り班で、子どもたちが計画し、主体的に実施しています。また、この縦割り班の活動以外にも、全校遊びデーを数多く企画して、異学年の交流を盛んに行うようにしています。
○学校行事 子どもたちを育てる学校行事
春の「運動会」・秋の「相生祭(あいおいさい)」・冬の「造形展」、小学部の数多くの学校行事は、子どもたちの心を大きく豊かに育てるねらいが込められています。発表に向かって、全力で練習を積み重ねることや、「本番」が持つ緊張感や真剣味は、子どもたちを大きく成長させてくれます。
○校外学習 子どもたちを鍛える体験活動、連帯感を育む集団生活
4年生「三浦体験学校」、5年生「臨海学校」「スキー学校」、6年生「富士山自然体験学校」「修学旅行」、希望者による「カナダホームステイ」「まめ記者講習会」など、家庭を離れて宿泊しながら行う校外学習では、集団で様々な体験活動に取り組みます。これらの活動は、生活面の自律や友だちとの連帯感を育み、子どもたちを心身共に鍛えています。
○英語教育 フォニックス特別カリキュラムによる英語指導
小学部の英語教育は、「聞いて分かる・伝えたいことが英語で言える」を目標にMPI(松香フォニックス研究所)の協力を得て小学部6年間英語科カリキュラムを再構築しました。また、高学年においては、通常の学級の人数よりさらに少人数で英語教育を展開するようになっています。
また夏休みには、語学研修・国際理解教育として4年生以上の希望者でカナダホームステイを実施しています。
○クラブ活動 個性を伸ばす週2回、2種類のクラブ活動
4年生から始まるクラブ活動は、運動クラブと研究クラブの二つがあり、子どもたちは希望する二つのクラブに1年間所属します。
クラブは指導する教員の指導力が発揮できるものや、子どもたちのニーズが高いものが設定され、希望者数によって淘汰されます。現在、運動クラブはサッカークラブ・バスケットボールクラブ・硬式テニスクラブ・体操クラブ・ドッジボールクラブなど11のクラブがあり、対外試合等を行っています。研究クラブは、理科クラブ・演劇クラブ・合唱クラブなど15のクラブがあります。
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