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小学校受験新聞TOP関西 私立小インタビュー >城南学園小学校 校長先生インタビュー
 

城南学園小学校  山北浩之校長先生インタビュー

城南短大附属小学校 画像
山北 浩之校長先生

城南学園小学校の特徴を教えてください。

本校は、建学の精神である、自分に対しては「強く、正しい」、他人に対しては「清く、やさしい」のもと、知・徳・体の調和のとれた円満な人間の育成をめざして励んでいます。
そのために、教育方針として3つの柱を打ち立てています。

3つの柱とは、
1.人間としての基礎・基本の徹底・・・・・・「実践力のある魅力ある子」づくりをする。
2.学力の基礎・基本の徹底・・・・・・・・・「進学校」として実績を上げる。
3.学ぶよろこび・活動するよろこびの徹底・・・「明るく、安全、自主性」のある学校にする。
です。「徹底」としているのは、本当に「徹底」したいからです。「やるなら、とことんまでやる。」ということを子どもたちに指導しています。

さらに、この3つの柱をさらに確かなものとするために、
「子どもと教師のきょり」を縮める。
「体力づくり」にこだわる。
と挙げ、学習面においても行事面においても 細かな指導を行っています。

 

学習面での取り組みの工夫を教えてください。

柱の2つめ、学力の基礎・基本の徹底・・・「進学校」として実績を上げる。として基礎学力を充実し、進路指導に力を注いでいます。具体的には、「はげみ学習」や「自学の時間」を設けています。1年生でも、週4日は6限までありますよ。
「はげみ学習」というのは、漢字と計算の問題集に挑戦する時間です。100段階に分けて、学年の枠を外しています。ですから、飛び級が可能です。一生懸命頑張れば飛び級し、自信につながります。「自学の時間」というのは、苦手なところや確実に力をつけたいところを自ら発見し、学習する力を育てるための時間です。高学年では、自分で用意した問題集に取り組みます。
進路指導として、春・夏・冬期の講習を行います。試験の緊張感を経験するために、校内の別会場で実力テストも行います。過去のデータに照らし合わせて細かな進路指導を行っています。ただ、最終的な教育権は親がもっています。ですから、私たちは基本として、ご家庭の考えを応援します。合格実績にこだわっているわけではありません。志望校に合格するように応援しますし、公立校に行くのであればもちろんそれも応援します。
「進学ゼミナール」も実施しています。有名私立中学校の先生を招いて、お話をしていただいています。子どもたちや保護者の方の良い刺激になるようです。

 

どのような子どもに育てていきたいですか?

この子どもたちは、30年後に活躍するわけですよね。今は、結果を出す時じゃない。 
この小学校時代は「魂をつくる6年間」なんです。だから、この6年間にたくさんの種を植えたいと思っています。そして、大きくなった時に芽を出し、花を咲かせればいいのです。
この種は一生懸命になった経験から生まれると思います。
3つの教育方針のすべてに「徹底」と明記したのは、何にでも一生懸命になって貰いたいからです。一生懸命取り組むことが出来る子どもに育てたいですね。
「全てのことに一生懸命に取り組みなさい。」
「一生懸命に取り組むことは、喜びです。」
「主体的に一生懸命我慢しなさい。それも喜びです。」
「その場その場の一生懸命は何?」と常に問いかけています。
一生懸命に取り組むことが、子どもたちの潜在能力をひきだし、やれば出来ることを経験するのです。 本校では、一生懸命さを引き出す様々の工夫をしています。

工夫の1つとして、「ノーチャイムデー」を設けています。この日は、チャイムに任せるのではなく、自分で時計を見て、何をすべきか自分で判断して行動する日です。きちんと行動できれば、先生方から誉められます。達成の積み重ねで自信につなげるものです。おもしろいものですね。この日は、お友達との会話が増えるようですよ。相談しあい、声をかけあっているのでしょうね。
他には、「たてわり活動」を取り入れています。これは、全児童(約500名)を縦割りで36班に分けて、毎日20分間活動するものです。たてわり活動の目的は、高学年がリーダーシップを発揮し、計画を立て、低学年の指導を行うことによって、協力する心や思いやりの心を養い、人間関係をより深めることにあります。しかし、1年〜6年の年齢差を大きいものです。6年生が1年生に優しくすることは出来るのですが、1年生が6年生を敬うってことは難しいですね。敬うってことは、教えられるものではありませんね。6年生のお兄さん、お姉さんも大変です。しかし、ここでも一生懸命取り組んでいます。

子どもたちだけが一生懸命ではだめです。私は、保護者自身も一生懸命に成長しようとする姿勢が必要だと思います。両親の前向きな生きざまを、子どもに見せることが出来る保護者になって欲しいと思っています。

例えば、火曜日・木曜日はお弁当の日です。このお弁当をどう捉えるかを、ご家庭で考えていただきます。「愛情弁当」って何ですか?子どもの好きなものばかり入れるのが「愛情弁当」ですか?苦手なものを入れて挑戦させるのも「愛情弁当」ではないですか? 判断は、ご家庭に任せますけれど、学校内で子どもたちは一生懸命に励んでいます。だから、お弁当1つのことでも安易に考えず、どうすることが子供の成長につながるのか、保護者にも真剣に取り組んで欲しいと思います。

行事面での特色を教えてください。

「しんどい思いをさせて、だけどやって良かったと思わせたい。」という思いで、3年前から長居公園で「マラソン大会」を催しています。この時も、学校側だけの行事にはしません。保護者の方にも協力をお願いします。「家族で参加して下さい。」とお話しします。「一度、家族で走ってみるのも良いでしょう。何度も走って、タイムを縮めるのも良いでしょう。」とお話しします。何でも一生懸命に取り組むことに、家族で挑戦して欲しいのです。
学校行事に終わらせてはいけません。親がどう付き合うかが大切なのです。学校の「マラソン大会」は、自分の限界にチャレンジするための実践ですから、「絶対に歩くな。」と言います。「やるならやる!」という姿勢が大切だと思います。

城南短大附属小学校 画像


「英語校外学習」も行っています。「聞ける・話せる」を目標に、1年生から週1回ネイティブの先生について英語の授業を実施しています。 1年間のまとめとして、習った英語がどこまで使えるのかを試すために、関空(関西国際空港)や大阪城にまで出かけていって、外国人に話しかけてみます。勿論、予め私たち教師がお願いして、許可を頂いた方に限ります。あとで、子どもたちに感想を聞くと、話しかけたことは通じるけど、聞き取りが難しいということでした。それでいいのです。この経験が、もっと勉強しようという気持ちを育てるのですから。

試験について

当校の試験は、図形、位置、数量、推理・思考、お話の記憶、行動観察、個別テストです。
短い時間にどんどん解いて、9割の点数を取らなければならないというものではありません。この中で、当校の特徴ある問題としては、第4の「推理・思考」の問題でしょうか。
これは、先生のいうことをしっかり聞いて、お約束を守ってしっかり考えることが出来ているかを問う問題です。「処理能力」ではなく「思考力」を問う問題です。

行動観察もあります。まずは30人くらいのグループで行動し、次に、小さなグループに変化してもきちんと行動し、積極的に関われかを見せていただきます。

面接もします。相手の目を見て、お話の出来る子が望ましいです。すじ道を立てて、お話をしていくことは、すぐに身に付くものではありません。時間をかけて育てていくものです。ですから、自分で判断して話せるように、普段から意識して会話して欲しいですね。

 

これから小学校受験をされるご家庭に伝えたいことはどのようなことですか。

こちらの質問に対して、順序立てて話すことが出来るお子さんが少なくなりました。これは、ご家庭に原因があるのではないでしょうか?親が先回りして、何でもしてあげるために、会話が少なくなっているのかも知れません。単語の会話になっているのではないでしょうか。「のどが渇いた。」と言えば、さっとお茶を出していては駄目です。「そう、のどが渇いたの?」と聞き返して下さい。そうすれば、子どもは何か答えなければならないでしょ。お茶にしようか、ジュースにしようか考えるでしょ。そのような会話をするように心がけて欲しいですね。一般に、6歳児で平均35〜45秒はすじ道の通った話しが出来ると言われています。お子さんの様子を見ていただいて、この平均より長いのか、短いのかを判断し、発達度と照らし合わせて下さい。

もっと本読みをしてあげて下さい。幼児期に、父親・母親に本を読んで貰うと言うことは、「幸せな経験」です。この「幸せな経験」がたくさんある子は、親に「勉強しなさい!」と言われた時に、「あぁ、親に愛されている。愛されているから言ってもらっているんだ。」と思います。でも、「幸せな経験」が少ない子は、そうは思えずに反抗します。

「手抜きは心抜き」だと思います。
手を抜かないのはしんどいです。学校では、子どもも先生も手を抜きません。学校でだけ頑張っていればいいと、家庭で手を抜いて貰っては困ります。子どもは家庭の優しさになれてしまって、一生懸命頑張ることをやめてしまう。だから、私はいつも保護者に、「ゴールが同じなら、安易な道を選べば良い。でも、そんな訳はない。ゴールが違うなら、しんどい道を選ばせて下さい、」と言ってますよ。本当のしんどさは何ですか?しんどくなってからの、後の頑張りが強さになるんじゃないんですか?苦労するから感動があり、学びがあるのです。
合格・不合格は別にして、小学校受験を通して親子関係が深まる「良い受験」をして下さい。賢い保護者をめざして子育てをして下さい。「この子がいて良かった。」と心から思えるような小学校受験期を送って下さい。

 

 

城南学園小学校HPはこちら

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取材協力 幼児教室 けいkids+

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