HOME>こぐま会代表 久野先生に聞いてみよう! 28
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入試1週間前はどのようなことに気をつければよいのでしょうか。 |
何よりも健康管理です。それは体の健康管理だけでなく、精神面での健康管理も大事です。自信を失うような言動は慎み、ともかく1年間頑張ってきたことへの自信をもたせ、本試験をむかえることです。また既に終了している面接や合否の結果を引きずらないよう、子どもへの対応はいつもどおりでなくてはいけません。
勉強量を増やすのも減らすのもよくありません。これまで習慣づけてきた生活パターンを変えないで守り通すことです。入試当日までラジオ体操をして出かけたケースもあります。普段と変わらない生活パターンが一番良いのです。
まとめの学習は、基本問題を中心に、自分はできるんだという自信持たせて、本試験をむかえることです。学校や入試のことに関する父と母の会話を耳にして、プレッシャーを感じる子もたくさんでてきますので気をつけてください。
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ラスト1ヶ月の学習方法の失敗例はありますか。 |
願書の提出がおわると時間的なゆとりが出てくるため、お母さんやお父さんが最後のまとめの学習を頑張りすぎてしまうケースがよくあります。いけないことではないのですが、勉強のパターンはそれまでと同じペースを守り、増やすことも減らすこともしない方が良いと思います。朝幼稚園に行く前に学習することが生活習慣になっているのならそれを守ってください。また毎朝ラジオ体操を行ってきた子は最後まで続けてください。いつもと同じ生活をすることが大事です。これまでの経験で入試1ヵ月前の学習で失敗した例では、次のようなことがあります。
(ア)難しいことをやりすぎて直前に自信を無くしてしまう
(イ)お母さんが頑張りすぎて、今までとは違った教え方をしてしまい、子どもに迷いが生じる
(ウ)入試直前だからといって、1週間前から幼稚園を休ませ、家で勉強させる。その結果、子どもから楽しみを奪ってしまい、笑顔が消え、意欲が出ない
(エ)毎日違う塾の直前講習に連れまわし、家庭でじっくり最後のまとめをする時間を確保できなかった
入試直前は、じっくり家庭学習に取り組み、最後のチェックをすることが基本です。また「あなたは良くできる」と言い続け、自信を与えることが何よりも大事です。自信を失った子どもは
(1)声が小さくなる
(2)周りをキョロキョロする
(3)何度も直しをする
(4)聞き取りに集中できなく間違える
(5)できないといって涙ぐむ
といった傾向が見られます。こうした子どもからのサインを見逃さないようにしてください。自信をなくす最大の原因は「母親」の対応です。
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