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入試まで残りわずかとなりましたが、もう一度復習する際、何を重点的に復習したら良いでしょうか。 |
久野泰可先生からのお答え
受験される学校の過去問をもう一度点検するのが一番良いと思いますが、それでも同じ問題が毎年出されるわけではありませんので、安心できません。過去一度も出されたことのない問題急が出されたり、出題傾向が変わることも考えられます。そうした前提に立てば、入試で求められる各領域の典型的な問題は、過去に「出たー出ない」に関係なく学習しておく必要があります。そして、もうひとつ大事なことは「どこまで難しい問題をやれば安心できるのか」ということがあります。これについてお答えしましょう。
まず、小学校入試でよく出される課題を領域ごとにまとめてみます。
未測量:シーソー・順対応・逆対応・つりあい・単位の考え方・量の保存
位置表象:右手左手・四方からの観察・方眼上の移動・地図上の移動・飛び石移動
回転位置移動
数:数の構成・分類・分類計数・数の多少・一対多対応・包含除・数の増減・等分
数のやりとり
図形:図形構成・図形分割・図形模写・対称図形・重ね図形・秘密袋
言語:一音一文字・同頭音・同尾音・しりとり・動詞の理解・話の内容理解・お話作り
推理:魔法の箱・観覧車・並び方の法則性の理解・言葉による関係推理
その他:理科的常識・社会的常識・記憶問題・手先の巧緻性
以上掲げた内容が、入試でよく出される単元です。志望される学校ごとに見れば、この他にも重要な単元があるはずですから、見落とさず復習してください。また、どこまで難しい問題をやっておけば良いかについては、各学校それぞれあるはずですが「論理的思考力」を求める問題の典型は、雙葉小学校の問題が一番参考になると思います。過去の問題をいろいろ調べていくと、雙葉小学校で出された難しい問題が多くの学校に波及していくことがわかります。
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