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同じ問題でも、ペーパーでは正解できるのですが、口頭試問になるとちゃんと答えられません。どのようにすればよいのでしょうか
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久野泰可先生からのお答え
問題の内容にもよりますが、例えば数の問題の場合、ペーパーでは指示された内容が視覚的に判断できますし作業も可能です。しかし口頭であれば基本的には暗算能力が求められますから、それだけ難しくなります。また言葉による関係推理のような問題は、場面が見える場合と、言葉だけによるものとでは当然難易度が違います。
このように口頭での質問になるとそれぞれに難しくなる理由があるわけですから、それをどう解決するかを考えなくてはなりません。
最近いろいろな領域の問題が「話の内容理解」の中に入り込んでいます。そのために口頭での質問が増えています。例えば、地図上の移動が話の内容理解の中に入り込んでくると、地図も見せられないまま、話を聞いただけで判断しなくてはなりませんから難易度が増します。
口頭でちゃんと答えられるようになるためには、まず、その課題を本当に理解しているかどうかを一度疑ってみてください。
ペーパー上で行う問題は、時に技術的な方法で解けてしまう場合が少なくありません。本当に理解していなくても出来てしまうのです。しかし口頭での質問ではそうしたことはありません。本当に理解していなければ解けないわけですから、まず基本を徹底的に学習すべきです。そして口頭での質問になると難しくなる個別の原因がそれぞれにあるわけですから、それを解決する練習をすべきです。例えば数であれば、まず「暗算能力」を高めておくことが必要です。
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