■武蔵野東小学校 (自閉症児の教育)
混合教育
当学園では、自閉児と健常児が同じ環境の中で学んでいます。相互に影響し合い、ともに成長していくこのシステムを「混合教育」と呼び、幼稚園創立時より実施してきました。
この「混合教育」により、自閉児は健常児から活気に満ちた刺激を受け成長していきます。健常児は、仲間として共に学ぶ生活の中から、多様性を受け入れる心、友愛の心、生きた福祉の心を自然に育むとともに、自閉児のひたむきに努力する姿を見て、努力の大切さも学んでいます。教師も、同年齢の健常児の発達を視野に入れ、自閉児の指導目標をみつめることができます。
近年、これまでのシステムの見直しがなされ、平成7年度から「より柔軟な混合教育」をめざして、個々の混合の度合いが質・量ともに高まるようなシステムに改善されました。健常児と自閉児との交流がよりスムーズに、かつ子ども一人ひとりの能力や特性に即して行われるようになっています。
生活療法
生活療法とは、「子どもの日々の様子や活動を通して、個々の子どもの個性を深く理解し、その成長の落ち込み部分を毎日の生活の中で綿密な計画のもとにトレーニングし、子ども自身の力で障害を乗り越えさせ、社会に自立させようとする方法」です。健常児の発達を視野に入れ、集団での刺激を活用した集団教育を通して、「体づくり」「心づくり」「知的開発」の3つを重要な柱として指導を行っています。
生活療法は、子どもの障害にのみ着目するのではなく、人としての全体像をとらえた上で、将来を見すえて、子どもと親や教師との強い信頼関係のもとで積極的に働きかけを行う教育法です。
また、子どもの個人の能力や特性をしっかりと把握した上で、保護者と教師が相談して目標を設定し、協力してその目標に即した指導を行って、目標に対する到達度の評価をする「AGEシステム」を実施しています。
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■奈良教育大学附属小学校
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