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 小学校受験 面接 特集

まもなく入試面接が始まります。
いくらお子様が入試で頑張っても、ご両親が面接で失敗してしまっては志望校から合格はいただけません。
ご両親が直接、入試にかかわることが出来るのは面接と願書記入しかありません。 小さな体で一生懸命頑張っているお子様のためにも、ご両親は面接で失敗しないようにしましょう。
このページでは、面接の基本的な考え方や心得、質問など、面接に関することをご紹介したいと思います。また、幼稚園受験の保護者様がご覧頂いても参考になる部分がございますので、お読みいただいてから面接に臨まれることをお勧め致します。

面接練習問題


第一志望校の面接に臨むつもりで答えを考えてみてください。
お父様に答えを考えさせてみるのもいいですし、お母様がご自身でチェレンジするのも結構です。

☆面接練習問題  

『お子様の将来に対して、どのようなことを望んでおられますか』 (40〜50秒)

 

時間内に収まるようにじっくりと取り組んでください。
面接の答えに正解はありません。チェックポイントを下に掲載しました。
お考えになった答えと照らし合わせてみてください。

 

 

ポイントアドバイス
○抽象的すぎではありませんか。
ご自分の答えを読み直して、自分の家庭しかあてはまらない内容になっていますか。まわりのお友だちが答えても当てはまる内容になっていませんか。

○親が線路を引きすぎている印象を与える答えになっていませんか。
職業まで言い及ぶことが悪いとは申しませんが、線路を引きすぎでは・・・、という印象を与えるのはあまり良い答えと言えません。過干渉と取られるかもしれません。お子さんはまだ5,6才の幼児だということを頭の隅において答えましょう。

○お子さんに望んでいることに説得力がありますか。
ただ、こういう大人になって欲しい。というのではなく、“なぜ ・どうして”そのように望むのかが抜けていると、答えを聞いている面接官は結果だけを聞かされているようで腑に落ちないでしょう。なぜそのようなことを子どもに望むのか、具体例を入れながらお話できると良いでしょう。

○学校の教育方針と少しでも重なっていますか。
難しいことと思いますが、この質問に答えるときは、学校の教育方針と少しでも重なっていると良いでしょう。上記の“説得力”にもつながります。この質問に答えながら“志望理由の説得力”につなぐことができます。学校の教育方針をそのまま言うのではなくて、内容が近ければ良いのです。“なるほど、だから本校の受験されたのか”という様に面接官に感じ取ってもらえるのがベストでしょう。ただし、子どもに望むことと学校の教育方針を無理やり絡める必要はありません。かえって不自然さを与えてしまうだけです。

 

面接で学校の知りたいことは大まかに分けると、「学校への理解度」、「子どもの様子」、「財政面」になります。その中でも「学校への理解度」は、小学校が最も気にすることです。
面接で出題される殆どの質問の真意が、この3つのどれかにあてはまります。この3つのどれかを知りたいがために色々な質問を出して間接的に尋ねているのです。今回出題した練習問題は「学校への理解度」にあてはまります。学校の知りたいことは、“本校の教育方針と家庭の教育方針がかけ離れていないか”や、“本校の理念を理解しているのか”です。
学業に力を入れている小学校の面接で、「勉強よりも今は自然の中でのびのび育てたい」と答えては面接官が、なぜ本校を受験したのかな?と疑問に思うのは仕方ないことです。面接で質問されることには、必ず真意があり、面接される側はそのことを瞬時に理解しないといけません。この質問はこういうことを知りたいのだろうな、と感じ取らないといけないわけです。その上で、お考えになっていることをお話すれば良いのです。質問の裏にある意味を汲み取らないと、焦点のぼやけた答えとなります。学校側が本当に知りたい内容からかけ離れた答えとなり、良い評価を得ることはできないでしょう。これは、学校が喜びそうな答えをしましょうと言っているのではなく、真意を汲み取りながら、その家庭なりの考えを要領よく述べれるようにしましょう、と言いたいのです。この練習問題を見たとき、学校の教育方針と理念を理解しているのかをみるための質問だとお気づきになられた方はきっと素晴らしい答えを用意できたのではないかと思います。

 

   

面接特集

○面接の心得

・熱意を直接伝える機会を小学校にいただいたのが「面接」です。

・常に面接官になったつもりで考えましょう。

・どんなに良いことを言っても、面接官に伝わらなければ意味はありません。

・面接は願書記入から始まっています。

・面接時間は約5分、多い学校で10分です。これを5分もあると捉えるのではなく、5分しかない、と考えましょう。


 面接を苦手にする保護者が多くいます。心の中に苦手意識があっては決して良い面接は出来ません。
ここは一つ考え方を変えて、「直接熱意を伝える機会をいただけて嬉しい」、「小さな身体で毎日戦っているわが子の手助けが行なえる」と、入試に直接的に係われることを喜びととらえ、面接の機会をプラスにとらえましょう。そうすると、質問に対する答えや、表情に余裕が生まれ、それが印象を良くすることに繋がります。

質問に対する答え、当日の格好など色々と迷ったり悩んだりすることが多いと思います。そのような時は、面接をされる側でなく自分が面接を行なう面接官に置き換えて物事を考えると、迷いが解消されることがあります。

面接というのは面接官の心に言葉が染み込んでいかないと良い評価に繋がりません。心に染み込んでいかせるにはどうすれば良いか・・・。キーワードは「説得力」です。

面接は願書や面接資料を基に行なわれます。ですから願書提出の時から面接は始まっているのです。
願書に書かれていることと、質問の答えとがずれていてはいけません。



○服装

・格好は華美でなく、清楚に、上品に

お父様
スーツは紺系やダーク色が良いでしょう。
グレー系でも良いのですが、当日雨が降ると、雨に塗れた箇所が目立つという弱点があります。
ブレザーやジャケット、派手な色のスーツは避けた方が良いでしょう。
長時間待つこともあるので、なるべくしわになり難いスーツが良いと思います。
ワイシャツは白色、ネクタイは派手でない色にして、全体的に控えめな印象で。

お母様
紺のワンピースのアンサンブルが主流です。
バックは大きすぎず、床に置くときに倒れないようなものが良いでしょう。
アクセサリー、香水はなるべく控えめにしましょう。特に香水は自分では匂いの強さがわかりづらいので注意して下さい。ミッション系の面接や考査時はアクセサリーに注意して下さい。派手なものや煌びやかなものはやめましょう。

お子様
入試は冬に行なわれますが、暖房をかけているので試験会場はかなり暖かいようです。
毎年汗をかいて会場から出てくる子どもが多くいますので、体温調整のしやすい格好が望ましいでしょう。
男の子は、紺系のジャケット、ポロシャツ、半ズボン、白い靴下、黒い靴
女の子は、紺系のボレロ、スカート、白いブラウス、白い靴下、黒い靴
が多いようです。
女の子のブラウスでの注意は、長袖の場合袖付近に飾りつけが多いブラウスはペーパーテストや工作の時に邪魔になりますので袖飾りがないタイプが宜しいかと思います。そういったことを考えて半袖のお子さんもいます。

お母様もお子様も髪が長めの時はまとめておきましょう。

基本は「清楚で 、上品に」です。お忘れなく。


○面接の基本

・待っているときも面接のうちです

・入室はお父様、お子さん、お母様の順で

・「どうぞ」と言われたら座りましょう

・お母様のハンドバックは膝の上ではなく横におきましょう

・面接中はお子さんに指示、注意は控えめに。

学校によっては面接するまで長い時間を待たされる場合があります。そういった所でも待っている態度をチェックされている可能性がありますので、お子さんには折り紙、本などを持参してください。

入室したら面接官に「どうぞお座り下さい」と言われるまで座ってはいけません。
いきなり座ったり、挨拶をしなかったりするお子さんの行動によって、面接の始めからご両親が焦ってしまい落ち着いて面接に臨めなかったという失敗例を毎年聞きます。 一度ペースを崩すと大人でもなかなか修正がきかないものです。子どもは普段練習したとおりには出来ないことを想定しておき、何が起きても焦らずに、落ち着いて最後まで面接を受けましょう。ご両親がちょっとしたことであたふたしてしまうことは決して良い印象を与えません。

親子面接中にお子さんが両脇のお父様お母様に対してふざけたり、ちょっかいを出したりすることはよくあることです。そんな時は叱り付けたり厳しく注意したりするのはやめましょう。
優しく微笑んでで暖かい目線をお子さんにあげましょう。最近は親子の係わり方を注視する傾向があります。
お子さんがふざけてしまうのは今までの学習の表れですから仕方ないことです。そんな時でも慌てずに落ち着いた姿勢で質問に受け答えしましょう。お子さんのマイナス点は保護者の面接態度でフォローしてあげて下さい。


○答え方の注意(保護者)

・答えは長すぎずにわかりやすく

・相手の目を見る

・願書に書いてあることはそのまま答えない

・早口にならない

・質問された事意外の事は答えない

面接時間は1組5分〜10分です。1つの質問に対して1分も2分も答えてしまっては、自ずと質問数が減りそのご家庭のことが学校に伝わらないまま面接が終了してしまいます。
志望理由や、子どもの様子についてなどは40秒くらいに上手にまとめて答えましょう。
すべての質問を40秒で答える必要はありません。

最近の保護者、特にお父様で相手の目を見て話すことが苦手な方がいらっしゃいます。
相手の目を見ずに、入学に対する熱意を伝えようとしてもなかなか伝わりません。
必ず面接官の目を見て答えましょう。どうしても苦手な場合は、面接官の口や、ネクタイの結び目などを見て答えて下さい。

緊張すると早口になる方がいます。面接官が聞き取れなければ立派な答えを言っても意味がありません。
落ち着いて一言一言言葉を大事にして質問に答えて下さい。

あれもこれも伝えようとする保護者の方によく見られることですが、面接官が質問していることに対して、答え意外のことも話してしまう保護者がいます。面接は限られた短い時間しかありませんので余計なお話は慎みましょう。面接の基本は「簡潔に、わかりやすく、誠実に」です。


○面接内容について

○志望理由について
・小学校の教育理念と家庭の教育方針が同じであることを具体的に答えましょう。
 説明会や見学会などで感じた印象や、志願したきっかけなどを交えて答えると良いでしょう。

○子どもの様子について
・幼稚園での様子、幼稚園の先生から実際に言っていただいた言葉、家庭でのエピソードを交えて答えましょう。
・長所については、ご両親がそう思っていることだけでなく、実際に起きた事、他人からそう言っていただいた話などを交えて答えましょう。短所の説明は非常に難しいと思います。なぜなら親がその子の短所と思っているだけでいて、周りから見るとそうでもないことがあるからです。極力柔らかい表現を用いて、愛情ある言葉で答えましょう。「・・・のようなところもありましたが、今は少しずつ直ってきています。」というように、短所が日々の努力で直っているという言い方で話しましょう。短所のない子どもなどいませんから、短所を前向きに表現しましょう。

○子どもとの接し方、遊びについて
・自分の家庭を面接官に印象付けやすい質問です。その家庭その家庭で、よそでは行なっていない子どもとの接し方があります。それを具体的に答えましょう。例えば、子どもとした約束、親子だけのオリジナルの遊び方、共通の趣味、などにご両親の考え方などを交えて答えて下さい。誰でも言いそうな遊びよりも、その家庭ならでは遊び方のほうが面接官の印象に残ります。

○お父様の職業について
・会社名、部署名、業務内容を答えましょう。業務内容を答える時の注意として、専門用語を控えて、誰が聞いても分かりやすい説明をして下さい。

☆ 全体を通して ☆
・面接官から見た「良い家庭」とは、「小学校の考えをとてもよく理解している家庭」「愛情をもって子育てしている家庭」などをさしています。
 そういったことを面接官に感じ取ってもらわなければならないわけです。ただ抽象的なことばかり言っていては説得力がありません。
面接官が、「なるほど、そういった事があって(考えで)志願してくれているのか・・・」と感じていただけるように、どの質問も具体的を入れて答えに説得力を持たせましょう。

・面接の基本は「簡潔に、わかりやすく、誠実に」です。

・面接官は今まで何百という面接を行なってきた面接のプロです。マニュアルどおりに答えているのか、自分で考えて答えているのかはすぐに分かるそうです。
自分達の言葉で、自分達にしか答えられない表現で答えましょう。

 

○聞かれることの多い質問(保護者)

・志望理由
・家庭の教育方針
・子どもの様子・性格
・家庭のしつけ
・休みの日の過ごし方
・父親の職業・内容
・子どもの長所と短所
・学校の教育方針
・交通手段
・学校に対する希望
・子どもに褒めるとき・叱るとき
・宗教教育について
・一貫教育について
・女子学校について   など

 

○お勧めする持ち物

・願書のコピー
・子どもが時間を潰すためのもの(折り紙、本など)
・筆記用具、メモ帳
・小さな辞書(突然、アンケート記入を言われた時のため)
・染み抜き(早く到着しすぎて喫茶店で時間を潰すことがあります。その時お子さんが服を汚してしまうこともあるので)
・小型裁縫セット(前日までに洋服のほつれチェックは済ましておきましょう。万が一のハプニングのため)



○お勧め面接ポイント

・面接官が複数の場合、質問した面接官だけではなく、他の面接官にも時折目線を合わして答える。

・ご両親への質問の時は、お父様が答えた方がよいのは当たり前のことですが、お父様お母様で一度視線を合わしましょう。家庭全般に関する質問の時もご両親で一度目線を合わして確認してから答えましょう。
ご両親が同じ考えを持っているというアピールが肝心です。

・親子面接の時、ご両親は暖かい眼差しでお子さんを見守ってあげましょう。お子さんがうまく答えられなかったり、失敗した時こそ、暖かい眼差しを忘れずに。

 

○最後に

・決して慌てることなく、落ち着いて余裕をもって質問に答えましょう。
いかにも、答えを用意してきました、というのがわかるような答えの棒読みはやめましょう。

・小学校が面接で知りたいのことは、「学校を本当に理解しているのか」、「良好な親子関係が築けているのか」、「経済力」です。総合すると「親力」と言い換えることが出来るかもしれません。
それを踏まえて、ご両親で想定される質問に対しての答えを話し合って下さい。

 

過去に出題された面接質問 
 “こんな質問がでました!”

オーソドックスな質問だけではなく、少し変わった質問を掲載してみました。
皆様のご家庭も答え方の練習をしてみてはいかがですか。

 

・(お子様に)幼稚園のお歌を歌って下さい。
・(お子様に)あなたが使いたいおもちゃをお友達が貸してくれません。
 あなたはどうしますか。
・(お子様に)好きな本の名前を教えて下さい。それには何が出てきますか。
・(お子様に)あなたとご両親で電車に乗りました。席が1つだけ空いています。
 誰が座りますか。
・(お子様に)あなたがドキドキするのはどんな時ですか?

 

・(お母様に)子育てについて最近ご主人とどんなお話をされましたか。
・(お母様に)どのような時にお子様を叱りますか。
・(お母様に)将来どんな大人になって欲しいか、お子さんに話しかけて下さい。
・(お母様に)自分の子供が自分達に似ているところはどこだと思いますか。
・(お母様に)お子様の目がキラキラしている時はどんな時ですか。

 

・(お父様に)お子様との接し方についてお話してください。
・(お父様に)どのような時にお子様の成長を感じますか。
・(お父様に)お子様の好きな食べ物はご存知ですか。

 

 

 

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小学校受験・幼稚園受験の面接対策集です。

関東・関西の私立・国立小学校で過去に出題された質問の出題頻度や質問内容を調査し、保護者用と幼児用それぞれ4項目に分類しました。
最重要質問からチャレンジ質問まで幅広く網羅しています。

近年の面接の特徴を踏まえた面接対策も記載しています。
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