私立小学校 特集 1
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H17年 | H18年 | H19年 | H20年 | H21年 |
7,197,458人 | 7,187,417人 | 7,132,874人 | 7,121,781人 | 7,063,606人 |
A私立小学校児童数の推移
H17年 | H18年 | H19年 | H20年 | H21年 |
70,950人 | 73,070人 | 74,796人 | 76,904人 | 78,177人 |
B私立小学校の推移
H17年 | H18年 | H19年 | H20年 | H21年 |
194校 | 198校 | 200校 | 206校 | 210校 |
私立小学校の児童数のシェアは一・一%。
戦後、学校数と歩調を合わせて増加傾向を続けている。
私立小学校は公立と同じ義務教育学校。しかしそこに通う児童に関しては憲法が保障する「義務教育無償」の原則は適用されていない。
児童一人当たりに国等から二十数万円の助成金(学校向け)があり、その分保護者の負担が軽減されてはいるが、私立小学校に通う児童の家庭にとって重い負担となっている。
公立小学校の場合でも児童一人当たりにすると年間約百万円の税金が投入されているが、私立小学校には公立学校に支出されている税金の四分の一程度しか来ていないため、どうしてもその分が保護者の負担となる。
公立小学校以上に充実した施設設備を持つ私立小学校に学ぶ児童の保護者が、ある程度、公立小学校(公立小学校は無償)より高い授業料等を払うのは仕方ないという面もある。
しかし義務教育段階に学ぶ児童なのだから、保護者の負担する教育費は公立の児童に限りなく近くなるべきではないだろうか。それにもかかわらず、
私立小学校がそうした中にあっても、学校数、児童数を増やしているのは、私立小学校が重要視している人間教育等への保護者の強い期待があるからだろう。
小学校の教育は、基本的には文部科学省が定めた「学習指導要領」に沿って行われるが、小学校に関しては平成二十三年度から新しい学習指導要領が全面実施となる。
それによると、国語、社会、算数、理科、体育の授業時数を六学年合わせて三百五十時間程度増加している。また、小学校五、六年で初めて「外国語活動」(週一コマ)が必修化されることになった。私立小学校では、すでに長年、英語教育に力を入れており、学校によっては英語にとどまらず、フランス語などの授業も導入されている。
「英語」の授業に関する研究も盛んで、これまでに多くの研究成果が蓄積されている。
そうした私立小学校でのさまざまな実験的な試みから生まれた成果が、わが国の小学校教育全体が享受することができるようになれば、わが国の発展、また個々の児童の成長にとっても極めて有意義なことといえる。
※これからも私立学校の魅力が伝わる情報を掲載していきます。
お楽しみに!
協力:全私学新聞
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