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トキワ松学園小学校 卒業式の様子

 

トキワ松学園小学校 卒業式の様子

トキワ松学園小学校の第54回卒業式を取材してまいりました。

少人数教育を掲げるトキワ松学園小学校らしい、温もりのある卒業式の様子をご覧ください。

取材 H22年3月13日

 

 

卒業式前日の様子

全教員と6年生とで会場準備を行います。
来賓の方の席を並べています。歩き易い幅を考えて何回も並べ直しました。
当日保護者の方の控室になる教室を綺麗にしています。 毛氈の上のゴミを取っています。  
卒業式の練習を始めるぞ〜  

 

 

卒業式当日

  桜が花をつけていました。 ロビーには卒業生の自画像が飾られていました。
「似てる〜!」、「これ似てない」在校生たちが論じていました・・・ 最後のHRが始まりました。 何を見比べているのでしょうか・・・成績表かな?
 
小学校校舎の向かいにある体育館に向かいます。    

 

 

卒業式

体育館の一角で卒業式が行われます。 5年生の迎える言葉で卒業式が始まりました。 入場する卒業生。
盛大な拍手で迎えられました。  
  卒業生一人ひとりが将来の夢や感謝の言葉を述べてから卒業証書をいただきます。
ご父母、先生方、在校生、来賓の方の前を歩いて自分の席に戻ります。
発表時に感極まる卒業生も多くいました。 卒業証書授与が終わると表彰が始まります。
日本私立小学校連合会表彰の様子です。
六ヵ年皆勤賞の表彰 六ヵ年精勤賞の表彰(男子) 六ヵ年精勤賞の表彰(女子)
校長先生からのお祝いの言葉
  祝電の紹介。出身幼稚園からの祝電が読み上げられると「私がでた幼稚園だ!」と卒業生たちが喜んでいました。
来賓の方の紹介 来賓の方々に一言をいただくと、卒業生たちは「ありがとうございます」とお礼を言います。 卒業生より学校へ記念品贈呈
学校より卒業生へ記念品授与 母の会より卒業生へ記念品授与  
さつき会より卒業生へ記念品授与 後援会より卒業生へ記念品授与 在校生の卒業生へささげる歌「さくら」
在校生の歌を聴く卒業生 大きな声で歌っていました。
卒業生がご父母や先生方に感謝の言葉を述べます。  
「お弁当を六年間作ってくれてありがとう」「このトキワ松学園小学校に入学させてくれてありがとう」 「勉強しているとき、テレビは消さないけどイヤホンを使ってくれた父、ありがとう」(笑)  
ご父母からのお祝いの言葉。言葉に詰まるご父母も多くいました。「大きなランドセルを背負いバスに乗り込む姿を、胸が痛くなる思いで見送りました」 卒業生も涙が止まりませんでした。 「友だちの喜びを自分のことのように嬉しがるあなたを誇りに思います。」「この6年間の成長は、私たち両親にとっても、新たな成長の機会となりました。」
卒業生が先生方に感謝の言葉を述べています。「いつも本気で、大人気ないほど思いっきり遊んでくれてありがとう」「誰よりも私たちの事を思っていてくれてありがとう」 先生方からのことば。「あんなに小さかったのに、大きく立派に成長しましたね」「目には見えない大切なものを、たくさん掴んできましたね」 先生方からのことば。「先生たちは君たちにたくさんのことを伝えてきました。」「あなたたちのことは、これからもきっと忘れないでしょう。」
先生方の言葉に涙する卒業生たち。
在校生の様子 「旅立ちの日に」を在校生と卒業生が歌います。  
  卒業生退場   
     
大きな拍手の中、卒業生が退場していきました。      

 

 

卒業式後の様子

 

 

 トキワ松学園小学校の卒業式は、前日に6年生が自ら準備を行います。 来賓の方が座る椅子、在校生が座る椅子、自分たちが歩く毛氈、自分たちの卒業式の準備を自分たちの手で準備します。
 澄み渡る空の下、トキワ松学園小学校54回目の卒業式が行われました。 式は学園の体育館で行われます。写真を見ておわかりいただけるように、来賓、保護者、先生方、在校生の三方に囲まれるようにして式が進行されていきます。席の配置も特徴的ですが、階段で上がるような壇上を設けない形で卒業証書をもらうのも特徴です。これは、“主役は卒業生”という当校の考えが表れています。
 卒業式は紅白幕に囲まれた温かい空間の中で行われました。 トキワ松学園小学校では、卒業式を最後の授業と考えています。 6年生全員44名が、6年間学んできたことの感想や、自分の夢を発表してから、校長先生に卒業証書をいただきます。一人ひとりが発表できるのも1学年44名という当校ならではのことではないでしょうか。 プロゴルファー、マラソン選手、医者、パイロットなど様々な夢を発表していました。ご両親に、この学校に通わしてくれたことへの感謝を述べる児童も少なくありませんでした。
 他にも特徴があります。 「対話形式の卒業式」ということです。 在校生は3年生から5年生までが卒業式に参加するのですが、それぞれの学年が卒業生に対して、たくさんのお祝いの言葉や、感謝の言葉を述べていきます。式には参加していない、1、2年生の言葉も代読します。1学年46名の小規模な学校ですから、異学年の交流はとても深くあります。お兄さんお姉さんの卒業に涙する在校生をいました。卒業生も各々の思い出を一人ずつ短い文にして述べます。
 次はご父母の方たちとの対話です。卒業生たちから感謝の言葉を述べたあと、6年生たちが作った卒業賛歌を歌いました。 ご父母からの祝辞の時には、ご父母の方たちも、卒業生も涙を流している方が多く見られました。 次は先生方からのお祝いの言葉です。入学してからの6年間を見守ってこられた先生方の一文一文には、深い想いが凝縮されているように感じました。
 最後は、在校生と卒業生が全員で合唱して、卒業式が終わりました。 色々な人たちとの言葉のやりとりが特徴的なトキワ松学園小学校の卒業式ですが、少人数教育を掲げているトキワ松学園小学校ならではの、家庭的な雰囲気の温かさが伝わってくる卒業式でした。

 

 

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