■教育方針
『豊かで生き生きとした「こころ」と人間性を育む』
■教育目標
感謝の心をもとにして心と体と頭をきたえ、やさしく、がまんづよい心の持てる子どもになりましょう
■教育方針
○生きる手応えを感じる場所に
一人ひとりの思いに寄り添い、個性を大切にそれぞれの違いを見つめて接するよう、心がけています。日々出会い、生活しながら生きる手応えを感じられる場所として、児童全員がそれぞれに輝ける学校でありたいと努力しています。
○笑顔が光る学校
「ありがとう」の言葉と気持ちを大切に、日々のあいさつを徹底し、笑顔が光る学校を目指しています。気持ちを言葉にして伝える大切さや、目を見て話すことで、心と心が結びつくという人間関係の基礎を大切にしています。
○優しい思いやりの心を育む
1年生から6年生までのメンバーで構成される「通学組合」制度を取り入れ、集団下校を通して、上級生が下級生を自然に思いやれる優しい心を育む場を提供しています。安心して下校できる環境も同時に生まれています。
○成長段階や個性に応じたカリキュラム
国語と算数は、文部科学省指定時間数より大幅に授業時間数を増やし、公立の学校で省かれた項目も必要と判断した内容は取り入れ授業内容を充実させています。英語と算数は「複合」とよばれる低学年(1〜3年生)対象の少人数制授業を展開しています。週に1時間、クラスを20人ずつの2グループに分け、日本人教師と外国人教師によるティームティーチングと算数の授業を交互に受ける仕組みで、理解をより深めるため、きめ細かな指導を行っています。国語は、学年ごとの読書教育にも力を入れ、段階に応じた想像力や集中力を養い、ことばに対する感覚を豊かに、そして本を選ぶ目も育成したいと努めています。
■心の教育
○ちかいのことば
健康で明るく正しい生活ができる子どもになることをめざして唱和しています。
ちかいのことば
一、わたくしたちは、日本の国のありがたさをいつも忘れず、勉強いたしましょう。
一、わたくしたちは、正しい生活をし、体をじょうぶにいたしましょう。
一、わたくしたちは、先生の教えを守り、よい子どもとなりましょう。
○縦のつながり
日頃生活の中で、上級生は下級生の手伝いを行い、縦のつながりを深めています。 例えば、6年生は1年生の会食の準備や片付け、掃除の手伝いをしてあげながら指導も行い1年生から慕われています。 また、通学組合での方面別集団下校では、上級生が下級生の面倒を見、各学年下級生に対する優しさが自然に身に付けられています。
■体の教育
○自然の中で
蓼科学習で毎年学年に応じたハイキングや登山を行い、心身ともに健全な成長を目指しています。6年間の最終目標として、6年生で標高2530Mの蓼科山登山に挑戦します。
1年生:女神湖ハイキング
2年生:霧が峰ハイキング
3年生:蓼科牧場ハイキング
4年生:御泉水ハイキング、スキー学習
5年生:横岳登山、川の上流探検、スキー学習
6年生:蓼科山登山
○水泳授業
昇降式の床の温水プールで、1・2学期に隔週2時間続きの授業を実施しています。担任、体育担当教師、監視員が技術面の向上はもちろん、設備面でも乾燥室として完備されたサウナルームを使用して健康面にも充分配慮し指導しています。6年間の成果は目を見張るものがあります。
○会食
本校では、給食の事を「会食」と言い、毎日実施しています。成長期の子どもにバランスの良い食事を作るために、材料選びから慎重に行い、手作りの食事を心がけています。また、行事食にも力を入れ日本の食事文化にもふれたメニューを提供しています。お箸のほかに、ナイフ、フォーク、スプーン、ブイヨンスプーンをその時のメニューに合わせて使えるように指導し、正しいマナーが身につけられるようにしています。6年生では食育のまとめとして、親子で和食の正しいマナーを学びながら、楽しく食事をする「会席マナー教室」を実施しています。
ねらい@:成長期に必要な栄養素をバランスよくとる。
ねらいA:事前には手を洗う、よくかんで残さず食べるなど、正しい食事のマナーを身に付ける。
ねらいB:同じものを食べ協力して配膳することにより仲間のつながりを深める。
ねらいC:作ってくださった人に感謝の気持ちをもって食事をする。
■頭の教育
○指導体制
低学年では主に学級担任制を、また高学年においては教科担任制を導入して、画一的教育を排し、基礎学力の充実と情操の陶冶のための指導を行っています。国語と算数は、文部科学省指定時間数より大幅に授業時間数を増やし、基礎学力の徹底と応用力の育成をはかっています。社会科・理科・生活科においては、集中授業(蓼科学習・社会見学)による体験学習を重視しています。
○国語
・国語は授業時間数を増やし、基礎学力の徹底と応用力の育成をはかっています。
・国語は漢字指導の充実、読書を通しての思考力、読解力の向上を目指します。
・絵本の読み聞かせを全学年で、週1時間程度、授業の5〜10分を利用して実施しています。
○算数
・算数は授業時間数を増やし、基礎学力の徹底と応用力の育成をはかっています。
・算数はプリント等で基礎の徹底、応用力の向上、また、新指導要領で削減された項目の中から必要な単元の補充を行っています。
・基礎の徹底:1〜3年生までは、週1時間クラスを半分に分けた少人数制の導入によるきめ細かな指導をします。
・発展的学習:新指導要領で削減・移行された内容も必要に応じて追加・補充して学習することで計算力や応用力の向上をはかります。
○英語
・週2時間のうち1時間は、各学年ともネイティブ教師とティームティーチングを行っています。また、1〜3年では残りの1時間は日本人教師による少人数の授業を行っています。
■総合学習
○蓼科学習
蓼科山荘(長野県北佐久郡立科町に建てられた学園の総合校外教育施設)で集団生活を体験することにより、友達との親睦を深め思いやりの心を育てます。本校独自の作業帳を利用して学習をすすめ、生活科、理科、社会科、体育科など各教科の体験学習を重視し、理解を深めます。
蓼科学習は、自然との共生の精神や生きる力として必要な人との関わりかた・社会性などを育む、今の子ども達にとって大切な学習の場ですから、これからもいっそう充実させていきたいと思います。
■その他について
○土曜日について:毎月第1土曜日と第3土曜日を登校とし、2時間授業を行います。
○クラスについて:個々の発育に応じて、その指導にあたります。そして、学級活動を通して協力・責任等の精神を培うよう指導し、多くの友人と接するためにも、2年に1度クラス替えをします。各学級担任は、本校専任の教師の中から、その学級に配当された教師があたります。1年生には、担任のほかに副担任がつきます。また、音楽、図工、家庭(5年生以上)、体育、英語は主にその教科専門の教師が教えます。
○進学について: 本学園は幼稚園から大学院までの一貫教育を行っています。小学校から中学校への進学には、成績、行動、出席状況等の推薦基準があります。推薦基準を満たして推薦された者は、中学校へ進学することができます。小学校では、全員が希望通り進学できるよう、基礎学力の充実、日常生活の向上に努めています。また、転勤などにより他校に転学した場合は、復学制度も用意されています。
○通学組合について:非常の際、安全に帰宅できるように方面別に通学組合編成をしています。通学組合は6方面で40班に分れていて、班の担当教師が指導に当たっています。また年2回、小・中・高合同の通学組合下校を実施しています。
■H21年秋実施 入試データ
応募者数 女子201名
受験者数 女子163名
■H20年秋実施 入試データ
応募者数 女子172名
受験者数 女子141名 |