和光鶴川小学校 秋祭りレポート
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和光鶴川小学校 秋まつりレポート |
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H22年10月3日(日)に、和光鶴川小学校で「第19回秋まつり」が行われました。 児童たちがとても楽しみにしていたイベントです。 「鶴小秋まつり」の様子を掲載いたしましたのでご覧下さい。 取材 H22年10月3日
(パンフレットから) 「ごあいさつ」 校長 行田稔彦 今年の夏は歴史的な猛暑でした。 9月の半ばになって、ようやくうだるような暑さがおさまったとはいえ、秋が待ち遠しい今日この頃です。 今年は「暑さ指数」を指針にした熱中症対策をとりながら踊りの練習を進め、成果もぐんぐん上がってきました。 いよいよ、子どもたちが楽しみにしている「あきまつり」です。あきまつりは鶴小の文化を一堂に集める祭りです。ぜひ、ご来校くださり、子どもたちとともに秋の一日を楽しんでください。
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まつりのひろば (10:00〜12:00)
おどりのひろば (13:10〜15:30)
2年生 「今別荒馬」 「今別荒馬」は青森県の津軽地方の今別に伝わるねぶたまつりの踊りです。地面から力をもらいながら力強くはねること、馬の頭を大きくふることでしっぽを跳ね上げることを大切にし、「荒々しい馬」を目ざしてきました。今年も、向かい合って踊る荒馬に挑戦しました。 |
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5年生「大森み神楽」 岩手県衣川村に古くから伝わる「大森み神楽」は神楽舞台で3人で踊られています。錫丈と扇を両手に持ちながら回転と沈み込んだところから高く伸び上がる動きが、踊り手にとって気持ちのいい踊りです。手作りの錫丈と扇を巧みに扱い伸びのある踊りを目指し、一人ひとりや班、そして全体で練習してきました。8つの踊りのうちいくつかの踊りを力強く踊る子どもたちの姿をご覧ください。 |
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1年生「アイヌのおどり」 アイヌは、自然の一つひとつにカムイ(神)がやどっていると考え、動物や木々を大切にし、自然と共に生きています。アイヌ文化の学習を通して、ウポポ(うた)や物語を楽しんだり、やさしい言葉などを知ったりしながら、おどりを踊ってきました。マタンプシ、テクンペのししゅうは、自分で、1針1針ていねいに作りました。うた、アンナホーレ、つばめのおどり、つるのおどり、弓のおどり、バッタのおどり、きつねのおどり、ポロリムセ。アイヌ文化を楽しんでいる姿をご覧ください。 |
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3年生「寺崎はこねおどり」 宮城県桃生町は見渡す限りの水田に囲まれた米どころ。この町で300年以上も前から踊り継がれているこの踊りは、秋の豊作を祝う人々の踊りです。「うちばやし」や「馬鹿ばやし」は稲を刈って束ねて積み上げるなどの一連の動きが表現されています。手踊りの「献ばやし」にも取り組みました。元気いっぱいの3年生の扇の舞を一緒に楽しんで下さい。 |
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4年生「中野七頭舞」 中野七頭舞は、岩手県三陸地方の小本に伝わる踊りで、七つ道具で構成されています。「先打ち」「谷地払い」「ナギナタ」「太刀」「きね」「小鳥」「ささらすり」の七つの道具から子どもたちは自分の好きな道具を選び、自分で作って踊ってきました。本番では七つの踊りのうち「チラシ」「横ばね」「切り合い」「三足」の4つを踊ります。 |
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2年生「馬乗者」 沖縄県八重山郡竹富町の「種取祭」で「庭の芸能」のひとつとして伝承されています。津軽の荒馬を踊った二年生が、六年生の沖縄エイサーの前にもう一度披露する馬の踊りとして、取り組んでいます。 |
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6年生「鶴小エイサー」 エイサーはもともと沖縄県の旧盆の先祖を送る踊りでした。今は沖縄各地の青年たちがその技と集団の美を競い合うものとなり、ますます盛んになってきています。6年生は「ダイサナジャー」「仲順流り」「久高マンジュウ主」「いちゅび小節」「豊年音頭」「唐船ドーイ」の6曲を踊ります。最後はフィナーレにつなぎ、祭りを飾ります。 |
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フィナーレ ・みんなでおどろう。「赤田首殿内・はねと」 ・行田先生の話 |
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天気が心配されましたが、雨に降られることなく「鶴小あきまつり」が開催されました。 午前は、校庭を使ってお店やゲームが繰り広げられる「まつりのひろば」が行われ、12時で終了すると、保護者や先生方で一斉に片付けを行い、午後からは「おどりのひろば」が行われます。 「まつりのひろば」は写真を見ていただければおわかりのように、食べ物を提供するお店があったり、ゲームをするお店があったり、工作を楽しむお店があったり、怖い話を聞くテントなどがあったりと、鶴川小学校の広い校庭が狭く感じられるほどたくさんのお店やイベントがおこなわれていました。 5年1組は素麺のお店を、5年2組はうどんのお店を出しました。自分たちが粉から作った素麺やうどんを提供します。5年生の総合の授業でそれぞれ作り方を研究し、各グループに分かれて素麺やうどんを提供します。 5年2組では、6グループに分かれてお店を出しました。各グループは使用する小麦粉の種類が異なり、試行錯誤を繰りかえして販売にこぎつけたうどんです。 各グループで値段が異なったり、薬味が有料の店もあれば無料の店もあり、どうしたら自分たちのお店が繁盛するのかなどもずべて児童たちが考えて出店しています。総合の時間で学んだことの集大成がこの秋まつりのお店です。5年1組の素麺屋さんも同様です。茹でることなどは保護者がサポートしています。 「まつりのひろば」で感じたことは保護者の皆さんが児童達のサポートを熱心に行っていることです。保護者も楽しそうに行っているのが印象的でした。 午後の「おどりのひろば」では、様々な地域の踊りを児童たちが披露しました。この日のために練習を重ねてきました。 最後は、先生方、保護者、卒業生などが一緒になって楽しく踊っていました。 和光鶴川小学校の「あきまつり」の特徴は、フィナーレからも分かるように、“一体感”なのではないかと思います。
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