日本女子大学附属豊明小学校の入学式は温かい雰囲気の中で行われます。
校長先生の式辞も、理事長先生の祝辞も、豊明会会長の祝辞も、全て新入生に優しく語り掛けるようにお話しをされます。
新入生が分かる言葉で、ゆっくりと優しくお話しします。児童の目線を忘れない豊明小学校らしさが表れているように感じました。
新入生が教室に入った時から帰る時まで、“一年生係”と呼ばれる六年生の児童が面倒をみていました。
この“一年生係”は、当日だけの面倒ではなく、新入生がスムーズに学校生活を過ごすことができるように様々なことをこれからもサポートしていきます。
4月に六年生と一年生が手を繋いで行く「歓迎遠足」という行事があるように、六年生が一年生の面倒をしっかりみていくのが豊明小学校の伝統でもあります。
入学式後に教室で、新入生に対して一年生係の自己紹介がありました。
ある六年生が、「私が一年生の時に、六年生のお姉さんがしてくれた全てのことをみなさんにしてあげたいと思います。」という言葉ありました。
このようにして伝統は受け継がれていくのだと感じた場面でした。
豊明小学校の温かい雰囲気を感じることができた1日でした。
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