第8回
多くの幼稚園では、9月から願書を配布しはじめます。
願書の中で、しっかりとご家庭の様子を伝え、志望理由を十分にアピールするには記入事項を検討する時間が欠かせません。
幼稚園案内に記入されていることの書き写しではなく、それぞれのご家庭、お子さまを幼稚園の教育方針に絡めて、記入できるように夏の間にご両親で話合うようにしましょう。
記入に際し以下の点に注意してください。
1.書き方例のあるものについては、よく読み、それにしたがって記入すること。
2.受験者の氏名は戸籍のとおりに書くこと。
3.生年月日は、西暦で書く場合と平成で書く場合とありますが、何も指定がなければ、西暦で記入されるほうが無難です。
4.住所は住民票に記載されている通りに書くこと。
ただし、「○丁目△番地□号」を省略する場合もありますので、各幼稚園の例にならって記入すること。
5.電話番号は自宅の電話番号を書くこと。
6.保護者の氏名は、父、母、別々に書き、どちらか一人だけを記入する場合は、基本的に父親の氏名を書くこと。
7.家族欄は同居の家族の氏名を書きます。
8.備考欄は、自由に使って構いません。保護者の学歴、職業の記入は各個人の意志に任せます。とくに知らせておきたいこと(卒業生である、クリスチャンであるなど)、またアピールにつながると思われること(職業上など)があれば、ぜひ記入してください。
9.本人との続き柄、家族欄に本人を記入するか否かは、各幼稚園で異なるので、十分に注意すること。
10.印鑑は実印でなくてもよいですが、朱肉を使用するものを使ってください。
11.筆記用具は、黒インクの万年筆、またはボールペンを使用してください。
12.とくに指定がなければ、両親のどちらが記入されてもかまいませんが、字のきれいな方が記入されることが望ましいです。
13.郵送の場合、返信用封筒に自宅の住所氏名、切手の確認を忘れないこと。
14.誤字脱字がないか、記入者以外の人に確認してもらうことをお勧めします。
15.願書などは、志望理由なども書いてあるため、完成したらコピーを取っておき、入試前にもう一度確認すること。
上記は全ての幼稚園に共通していえることですが、志望理由や教育方針、お子さまの長所・短所、医師による記入、備考欄などの記載は幼稚園により異なります。
記入前に願書のコピーを取り、下書きをするようにしましょう。願書は相手(幼稚園)に読んでいただくものです。丁寧かつ慎重に心を込めて書くことが何よりも大切です。正直に記入し、ご家庭のことを伝えられるよう心掛けてください。また、願書配布から提出までの日にちが短い園もあります。早めに入手し、準備をするようにしましょう。そして、その願書を見ながら面接が行われるということを忘れないようにしましょう。
次回は面接についてお伝えいたします。
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