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 私立小学校 特集2
   『座談会 私立小学校の魅力を語る』

 

 

座談会出席者
平野 吉三氏(日本私立小学校連合会会長 啓明学園理事長) 
南條 祐二氏(日本私立小学校連合会父母の会 会長)
園田 達彦氏(日本私立小学校連合会 事務局長)

 

背景には私学に対する信頼感
多様な教育が魅力

―私立小学校はこの数年、学校数、児童数ともに増加していますね。

平野 
私立小学校の数は、私立小学校連合会の非加盟校も含めると、平成十二年に百七十二校だったのが同二十一年には二百十校と、十年で三十八校も増えています。
一方、公立小学校は、平成十二年には二万三千八百六十一校あったのが同二十一年には二万一千九百七十四校と、この十年で千八百八十七校減少しています。  
なぜ、私立小学校がこんなに全国的に増え始めたのか。一つは社会のニーズ、保護者のニーズの高まりだと思います。もう一つは、小学校をつくる側の学校法人も保護者を刺激する意味で、理念や教育方針をアピールするために、特に大学系列の学校が小学校をつくって、大学までの一貫教育を大きな方針として打ち出してきた。ですから、両方が作用してこの十年間、増加してきたのではないでしょうか。 ただ、私立小学校としては、受験者が増える一方、同時に学校数も増えているわけで、競争は激しくなってきていることも確かです。  

園田 
少子化のなかで、私学だけが増えているのは、一つは、私学に対する信頼感があるからだと思います。 信頼感というのは、親がその学校に大切なわが子を託すことができるという安心感が前提になっています。ではなぜ私学にそういった安心感があるのかというと、私学には創立者の理念がありますから、教育方針がぶれない、だから安心できるということが第一にあると思います。
もう一つは、親の価値観も多様になってきています。二十一年度の調査では私立小学校は二百十校になり、ということは二百十通りの教育内容と教育システムを持っているということです。つまり、私立小学校は子どもたちの多様な学習ニーズに応えることができる。それが私学の人気、魅力ではないかと思います。


平野 吉三氏


ぶれない「教育方針」
志が連綿と継続

―保護者が私学を選ぶ理由はなんでしょうか。

南條 
私学はそれぞれの学校が特色を持っていることと、システムでも一貫教育もあれば、男女共学、男子だけ、女子だけというのもあり、キリスト教主義、仏教主義といろいろな特色があります。少子化の時代で子どもも多くないですから、よく見て、この学校が子どもに合うのではないかと、保護者の側が学校を選択できます。  
親としては、小学生のころは、できるだけ個性豊かに育ってほしいと思いますので、それを実践していただける小学校に入れたい。進学についても、私立の小学校の中には大学まであるところもあり、それなりの教育をしていただけるという期待があります。  
また、私学は先生の異動が少ないため、卒業しても末永く指導していただけますし、施設・設備の面でも整っている。できるだけ理想的な環境で子どもを学ばせたいというのは、保護者の共通した気持ちではないかと思います。  一人っ子が多いですから子どもに教育費がかけられる。教育の独自性があり環境がよければ、よい教育を受けさせたいという思いがあって、小学校から私学を選ぶということはあります。  

平野 
私学は、教育方針がぶれないということが一つと、それぞれの学校が独自の特色をもっている。個人あるいは集団が志を持って立ち上げたという経緯があって、その志がその学校の生徒・卒業生・教職員に連綿と引き継がれているのが私学の特色です。ですから、在校生やその保護者、卒業生もすごく母校意識があって、自分の学校に対する愛情がある。そこが私立の大きな魅力ではないでしょうか。


園田 達彦氏

私学は卒業生が結束
それが在校生に良い影響

南條 
平野先生がおっしゃったように私学は卒業生が結束していますね。それが在校児童にいい影響を与えているのではないかと思います。  

園田 
私学の場合、創立者の教育理念、熱い思いが現場の教職員にも脈々と伝わっていて、子どもたちのためにという情熱がある。その気持ちは子どもたちや保護者に伝わります。

南條 
学校のカラーはそれぞれあって、そこに親は求めている教育を見つけていくと思います。

平野 
私学で働く先生は、創立者の思いや理念に理解を示して就職してくる人が多く、同じような教育方針で教育できる強みがあり、学校のカラーも明確に出せると思います。

園田 
それぞれの学校に特色があって、その学校の校門を入るとよその学校とは空気が違う。それは言葉で表現しにくい、独特の校風があると思います。

平野 
学校の文化にあった建物も工夫されている。キャンパスの空気の違いも感じますね。

園田 
それが校風です。

南條 
子どもたちにもそれなりのカラーが出てくるようです。

平野 
小学校は基礎基本の部分ですから、そこできちんとした教育を受けてきた人は、十年、二十年先に社会人となったとき、その学校で学んだ色合いが一層出てくるのではないかと思います。同時に、私学出身者には学校思いというか、この学校で育ててもらったから今があるという感覚の人が多いですね。

南條 
小学生といっても一年生と六年生では全く違いますから、年齢に応じたきめの細かい教育をしていただいているのではないかと思います。うちの子が通う私立小学校は男子は中学を併設していないので、四年生くらいから進学指導していただきました。

園田 
南條さんがおっしゃったように、小学一年から六年までを比べてみると、全く違います。十歳未満の子どもは直感的思考の段階で物事をなかなか論理的には考えられませんが、十歳を超えると物事を論理的に考えられるようになる。ですから、子どもの成長に合わせた教育をしなくてはいけない。学習姿勢・学習態度、学習意欲を育てる意味では、六年間子どもの発達段階に応じてじっくり育てるのがいいと思います。

平野 
そういう意味ではうちの学校は特殊で、一年生から六年生までの六年間に二十人くらい増える。帰国生を受け入れているためですが、でも、そういう子も併設の中学・高校へと進むにつれ、学園の理念などを身につけて馴染んでいきます。いずれにしても、子どもは雰囲気をキャッチするのは早いです。


南條 祐二氏

人間教育に大きな力注ぐ
教師は自信をもって児童を指導

―私学には宗教系の学校も多く、人間教育をきちんとすることが評価されているのではないかと思いますが。

南條 
私の子どもが通っている学校はキリスト教系の学校ですが、今の子どもに心配なのは道徳教育です。世の中のことには善し悪しや理屈のつかないことがあって、低学年ですと、例えばキリスト教主義の学校なら、イエスさまが駄目だと言っているから駄目ですよと言える。親としては、そういった心の教育をしてほしい。私学にはそういう教育をしていただけるという期待感があります。もちろん家庭ではきちんと教育をしなければならないわけですが、私学に子どもを通わせる保護者も、どちらかといえばそういう価値観を持った親が多いと思います。  

園田 
南條さんがおっしゃったように、宗教をもとにした人間教育に力を入れている私学も多いですし、これだけ価値観の多様化している時代にそれを教師が自信をもってやれるというのは素晴らしいことだと思います。しつけなどは、理屈で割り切れないものがたくさんありますから。

南條 
宗教系の学校だとしても、児童・保護者が信者だという家庭は少ないですね。

平野 
宗教系の学校は、それに沿った教育ができるという強みがあります。学校はもちろん教会ではありませんから、信者を増やすとか、宗教を押しつけるわけではないのですが、精神的な支柱となる一方、燐人を愛するという教えが、災害に遭った人や恵まれない人のためにボランティア活動、つまり寄付を集める、慰問に行くという行動に自然につながっていくのではないでしょうか。

園田 
人間教育が大事ですね。

常に先駆的に教育実践
豊かで楽しい学校生活も特徴

―私立小学校教育の特色を挙げるとどのようなものがありますか。

平野 
私立学校は長い歴史の中で、常に先駆的に様々な教育の実践をしてきました。総合学習にしても、体験学習にしても、学校ごとに取り組んでいるものはたくさんあります。  

南條 
私学には行事が多いですね。うちの学校は子ども同士で仲良し会をつくって企画運営をするとか、成長に合わせての校外学習が非常に多いです。夏休み期間中にも、自然の中で学ぶ校外学習があります。

園田 
日本では、三月三日のひな祭り、五月五日の端午の節句、七月七日の七夕、十一月十五日の七五三など、子どもの成長の節目を大切にする伝統的な行事が脈々と続いていて、私立学校はそういうイベントやお祭りを通して、子どもたちに豊かな楽しい学校生活を体験させようとしています。

南條 
うちの子どもの通う学校も、学園祭ではクラスごとに歌をうたったり、演劇をやったりもしています。また宗教に関する行事も多く、そういうことを一年を通してやるので、子どもたちも楽しんでいます。

平野 
行事だけではなくて、外部からその授業にふさわしい人を呼んできて話をしてもらう。そういう自由さも私学にはあります。

南條 
確かに、その学校の卒業生を呼んできて話をしてもらうということはありますね。

園田 
昨年、大阪で教員免許状更新講習があって、グループ討議のなかで新しい学習指導要領への対応というテーマで発表する場面がありました。そのとき公立小学校の先生は、小学校で英語教育をやるならば教科書を作って配布すべきだという意見が多かったのですが、私立小学校の先生はこういうものをやりたいと自分で工夫した手作り教材の提案をしていました。私学の先生方は、いろんなことに前向きな姿勢なんですね。

南條 
数年前にうちの子どもの通う学校で、校舎の新築が行われたのですが、私などは全部壊してから建てた方が早いと思うのですが、校長先生は三期に分けて建てられた。なぜかと聞きましたら、工事中に当たった子どもたちが新校舎に入れないのでかわいそうだ、卒業間近の少しの期間でもいいから新しい校舎に入れてやりたいと言われて、わざわざ面倒なやり方をされたわけです。
私は建築設計の仕事をしていまして、私学なら、子どもたちにこういう教育を与えたいのでこういう校舎を建てるというのがあるわけです。きちんとした考え方があると、設計する側としてもなぜそういう形にしたか、コンセプトが明確になります。

園田 
私学の場合、こういう教育をするからこういう建物が必要だということが出発点です。

中学、高校等とも連携
人事交流など一貫教育ならではの強み#ュ揮

― 特色ある教育内容、一貫教育も私学の特徴ですね。

平野 
学校によっては、海外との交流を積極的にやっているところもあります。  

園田 
今話題の脳科学の研究を四十年前から取り入れて脳の活性化に力を入れている学校もあるし、様々です。

平野 
系列大学の先生が来て、子どもたちに専門的な話を分かりやすく説明するということもあります。それは一貫教育のよさです。 うちは特殊かもしれませんが、時々横断人事をやります。小学校の教員が中学高校に行って教え、中学高校の先生が小学校に行く。意識的にそうすることでお互いのやっていることがよく見えてきて、一貫教育につなげていけるのです。

園田 
そういうことが頻繁にできれば、いわゆる小一プロブレムといった接続の問題を解消することができますよね。

平野 
小学校は担任が複数教科を教えますが、中学校になると専科になる。子どもにとっては小学校から中学へ進むとき、そういう戸惑いがあるでしょうから。

園田 
私学なら、中学校の音楽や美術、理科、英語などの先生が小学校の教科を教えることもできます。

平野 
それは既にやっています。体育の教員などは幼稚園から高校にまたがって教えています。これは先生にとっても魅力だと思いますよ。

園田 
子どもたちも、幼稚園時代から教わった先生が小学校、中学校にいると安心して入っていけるんですよね。

平野 
中学生、高校生になって、小学校時代の先生に相談に来るということがあります。 先生方にとっても、中学校の先生が問題を抱えている子どもの小学校時代の様子を聞くことが身近にできるので、連携が取りやすい。

園田 
それは指導の大きな手がかりになりますね。

平野 
一貫教育の場合は、同じキャンパス、同一法人の中の先生同士ですから、情報交換がしやすい環境にありますね。

園田 
小学校時代のスキンシップというのが、中学生、高校生になって大いに発揮されてくるんです。

平野 
卒業生同士のきずなも深いのではないでしょうか。

南條 
私自身、今でも小学校時代の友人と親しくしています。ですから、子どもに対しても個性に合ったところに行かせてやりたいと思います。

家庭の教育観が大切
教育は学校と家庭の二人三脚で

― 私立小学校受験について、保護者はどのように思っていらっしゃるのでしょうか。

南條 
面接というのはかなり重視されるものなのでしょうか。  

平野 
面接を通して、家庭の教育観や、学校に協力していただけるか確認することができます。また子どもは集団の中できちっと生活していけるかどうか、観察することも大切にしています。 したがって、試験と面接だけで判断するのではなく、試験会場に来てから帰るまでを観察している学校が多いと思います。あくまで中心は本人ですが、保護者は受験または入学する学校の教育方針の良き理解者であることが大切で、学校と家庭が連携し合ってお預かりした子どもを育てることを大事にしているのです。

園田 
小学校教育は学校教育と家庭教育の二人三脚ですから、お互いに教育方針を確認しあうという意味で保護者を含めた面接を実施する学校が多いと思います。


掲載22.6

協力:全私学新聞


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