日時:
H25年5月11日(土) 10:00〜 雨
参加者用席数:
1,200人
配布物:
2014学校案内、平成26年度 第1学年児童募集要項・出願書類
内容
■10:00〜
開会の辞
開設準備室 副室長 櫻井成先生より
・開会の挨拶と校長予定者の紹介
校長予定者あいさつ
開設準備室 室長 白潟一則先生
(学校法人真言宗洛南学園法人事務局長 洛南高等学校・附属中学校(数学科)教諭)
少子化の今、なぜ新設小学校を作るのか?という声をよく聞きました。しかし少子化だからこそ私学の小学校が求められているのではないかと我々は考えている。
子どもの数が少なくなると、子供を教育するという姿勢が改められて、子どもと共に社会が成長する、さらには子ども一人一人の適正に社会がどう向き合うか、ということが問われてくるのではないかと思っております。
私学、私立の小学校には、どこの学校にもどのような人に育ってほしいのか、どのような人間になって社会に役立ってほしいのか、どのような役割を持ってあなたは生まれてきたのかという問いがあるのだと思っております。私はいろいろな学校を見て回ってまいりましたが、どの私学にも素晴らしい人間像があります。
洛南はそれに比べて立派な人間像があり優れた教育理念があるとは決して思っておりません。私は皆様方にお願いしたいのです。そのお願いを聞いていただきたいと思います。
それは今、洛南高等学校附属小学校はゼロからスタートしようとしています。どうかお子様と洛南とご縁を結んでいただきまして、そして我々教職員、お子様、保護者の皆様と一緒になって、今までにないような新しい小学校を作っていきませんかというお願いであります。この学校には作り上げられた誇りに挙げられるようなものは何一つありません。また、このような人に育てたいという大それた野心もございません。ひとつひとつ共に作り上げていきたいという熱意だけはどこにも負けないものだと思っております。
これから係りの者が洛南とはどんな学校であるのか、入試のあり方ついて説明させていただきますが、これがすべてではないのです。洛南付属小学校は皆さんと共に作り上げていくのだということを私のあいさつにさせて頂きまして、ご来場の御礼に代えさせて頂きます。
■10:10〜
開設準備室 副室長 櫻井成先生より本日の学内出席者の紹介
洛南高等学校 校長 川田信一
洛南高等学校附属中学校 校長 青木順孝
洛南高等学校附属小学校校長予定者 開設準備室室長 白潟一則
洛南高等学校附属小学校開設準備室メンバー 教諭 菊池竜三郎
教諭 片山泰幸
小学校事務長 山本秀良
教諭 藤井章徳
教諭 南田聡
教諭 菱谷有里
教諭 廣岡伸一
教諭 稲元悠
養護教諭 荒川真理
事務職員 麻田富貴子
■10:15〜
洛南高等学校附属小学校開設準備室メンバー 教諭 菊池竜三郎先生より
配布資料の2014学校案内をもとに説明開始
○学校らしい学校を創りたいのです。(学校案内P1)
理事長の言葉にもあるように本校は日本最初の私立学校「綜藝種智院」ともとに、学祖空海弘法大師の教えにより、「現代の菩薩」と呼べる人材を世に送り出したいと考えています。
「菩薩」とは自らの為のみならず、他人になることを考え始業に励むもののことであり、そういった人材を育成するにはまさに、幼いころからの教育が大切であると考え、附属小学校設立を考えております。
○洛南が目指す未来創世(学校案内P2)
校長予定者白潟の言葉にもありますように、
@ 仏法を学び、日本の伝統・文化を大切にし、礼儀作法を身につける情操教育。
A 「読み・書き・そろばん」を中心とした教科学習。
B 健康な体・健全な精神を育成する体育的行事。
この3つを柱として総合的に学ぶカリキュラムを特色としています。
○校訓・実践項目・教育方針
洛南高等学校・附属中学校も同じく、次の3つを洛南生の指針として位置付けています。
@ 自己を尊重せよ
A 真理を探究せよ
B 社会に献身せよ
自分で伸びる力を育む4つの実践項目として
@ 規律正しく
A 清潔につとめ
B 情操豊かに
C 勉学にはげむ
これを挙げさせていただき、さらに教育方針として
・知育 小中高12年一貫教育で高い知性を獲得
・徳育 礼儀と自立心を備えた人間を育む
・体育 生きていく基本となる体力を育成
・共同 行事を通して他人の立場を理解
・自省 教師・親の成長が子供の成長に
高校生は高校生らしく、小学生は小学生らしく、先生は先生らしく、親御さんは親御さんらしく・・・・当たり前のことを当たり前のようにやることを教育として目指していく。
○情操教育・「読み・書き・そろばん」を中心とした教科学習・健康な体・健全な精神を育成する体育的行事この3つの柱で自らで自らを伸ばしていく教育、これを考えています。
○心(MIND)・学(STUDY)・身(BODY) (学校案内P3.4)
・心(MIND)すべての中心
本校は真言宗の学校であり、仏教の教えを日々に生かすことを基本にしています。
具体的には、「御影供」毎月21日は月に一度、御仏様に供養をささげ、作文を書くなど自らを振り返る機会を得ます。この日は授業は行いません。それまでの1か月を振り返り、感謝の心や、命の大切さを学び、静かな1日としたいと考えています。
日々に雑事は仏事。普段の何気ない学校生活の中に心の教育があると考えています。掃除をきちんとする、挨拶を大きい声でする、そのことが次の「学」STUDYにつながってきます。
・学(STUDY)
生活即学習・学習即生活の実践、つまりは学ぶことが自然に生活の一部になります。
普段の生活が乱れると、勉強にも心が向きません。
例えば、窓は「ふく」のではなく、「磨く」のだと教わる。これは心を磨くことだということを知る。ごみは捨てるものではなく、拾うものなのだ、電車などの席は座るものではなく、譲るものなのだ。こういった日々の生活の次に勉強が来るのだと考えております。
日々の積み重ねこそが真の学力を育みます。
自ら学ぶ「予習中心の学習習慣」を確実に身につけていきます。
小学生では難しかもしれませんが、自分で学びながら授業を受け、そのことで理解が深まるということを新たな試みとして行っていきたいと考えている。
難関中学に合格するためには、塾に通って鍛え上げられた状態で上がってくる。
ただそれは本当の姿でしょうか?小学校で勉強した状態で、難関中学校は通らないのでしょうか?そうは思いません。まだどうなるかはわかりませんが、教員と子どもたちと日々努力して新たな目標を目指していきたいと考えております。
仲間とともに磨きあえる、よい環境があります。
本日お越しのご父兄の方々もきちんとした格好でいらっしゃっています。やはり、よい仲間と磨きあえる環境、そこでこそ伸びる力ということを考えています。
具体的には、中高と同じように小学生にも定期考査というものを考えています。
目標を持って競い合う環境の中で発揮される力、それを大切にしたいと思います。
・身(BODY)
勉強ばかりでは大きな人間にならない、体を動かして友達と一緒に遊び、その中で団結することの大切さや公正、人をいじめたりしないとか自分を大切にする、など身を持って学んでいただきたいと考えています。
また詳細は決定していないが、様々な体験行事を計画しています。その中で健全な心身と協調性を養いと考えています。
児童会、委員会、クラブ活動などいろんな学校を参考にさせて頂きながら、新しいものを作り上げていきたいと考えています。
○小中高一貫教育
小中高12年間で、深く確実に育てる「洛南教育」
本校は大学附属の小学校ではありません。どうしても高校3年時の大学受験が大前提になってきます。
その高校3年生の在り方から逆算して、それぞれの発達段階に身につけて頂きたいことを記入しています。
小学1.2年生
(心)自己を尊重せよ
(学)学習の基礎はやっぱり「読み・書き・そろばん」です。
(身)丈夫な体。それが12年間の、そして、生涯すべての礎です。
小学3.4年生
(心)花を愛でること。動物をかわいがること。
(学)抽象的思考へのスムーズな移行を。
(身)食べるということ。生かされているという感覚。
小学5.6年生
(心)社会に献身せよ。
(学)整理されたカリキュラムの中でじっくりと勉学に取り組む時期です。
(身)ゴールデン・エイジ。
中学1.2年生
(心)認め合う、助け合う、許し合う、高め合う、大切な仲間
(学)整理されたカリキュラムの中でじっくりと勉学に取り組む時期です。
(身)クラムジーを乗り越え、更なる身体的充実を。洛南は、体育的行事が非常に多い学校です。
中学3年生・高校1年生
(心)再び自己へと帰ってくる。
(学)中学3年から高校の過程を先取り。受験ロスのない一貫教育のメリットです。
(身)クラムジーを乗り越え、更なる身体的充実を。洛南は、体育的行事が非常に多い学校です。
高校2.3年生
(心)真理を探究せよ。
(学)高校2年で文系・理系を選択。早めに高校過程の内容を終了し、残る日々は総合的な視点で学びを深めます。
(身)飛躍への厳しい試練。
○時間割・教育課程(学校案内P7.8)
休憩・給食も大切な成長の時間だと考えています。「心・学・身」をのびのび育てる学校生活を考えています。
8:20までに学校には入っていただきたいと考えています。
8:20〜8:50 空の時間 読書やドリルなど授業前に心を落ち着かせ、その日の子供
の状態を教員が見抜く時間
8:50〜12:20 1校時〜4校時まで 間に5分休憩、中休みがあります。
12:20〜13:50 原則お弁当(1週間後と予約制の給食弁当の予定あり)
昼休み・掃除
13:50〜14:05 海の時間 午後の授業への落ち着きを考え、現在思案中
14:05〜15:40 5校時・6校時 間に5分休憩あり
15:40〜15:50 終わりの会
15:50〜16:20 放課後(最終下校時刻)
16:20〜18:00 洛南タイム(希望者のみ)英語、サッカー、お料理などの有料クラブ、自主種ペースを利用した自主学習など
・1週間あたりの授業数
国語は公立小学校と同じ回数、算数と英語は公立小学校よりも多い時間数になる予定。
○各教科の概要と目標
宗教という「心」を土台にして、真理を探究すべく教科横断的に「学」ぶことを良しとし、
またそれらの活動を支え、自己を社会へと表現展開させる「身」を鍛えます。
各教科の授業内容は、多くの難関大学への進学の夢を支えてきた洛南中高の教員が、経験
的に築き上げてきた方法論に裏打ちされています。
効率よく学習するだけではなく、あえて効率の悪い方法も取り入れていきます。
これは、いまの中高生などは電子辞書をぱっと使用してしまう。それが効率がいいのだ
が、辞書を引いたときの隣のページには何が載っているんだろう、という電子辞書ではわかりにくいことも、紙の辞書なら考えるきっかけになる・・・このようなこと。
効率の良い学習がある中で、あえて効率の悪い学習、繰り返し学習や手を動かして書き写す学習など、昔なら当然であったような学習方法も取り入れていく予定。
○学校環境(学校案内P9.10)
・CGで作られたものが掲載されている。
・中央に教員ステーションというものがあり、全ての教室が見渡せる設計予定。
○特徴的な宗教行事・学習行事紹介(学校案内P11)
@花まつり(4月)
A空海降誕会(6月)
B水泳学習(6月)プールの設置はないので、ゆめパレアむこう市民温水プール使用予定
C定期考査(7・12・3月)
D宿泊学習(7月)
E保護者会(7・12・3月)中高は年5回、成績返却と面談
F成道会(12月)
G涅槃会(2月)
・現段階ではPTA組織は考えていない。保護者のみの活動は考えていない。
○制服紹介(学校案内P12)
まだすべて決定ではないが、説明会会場に展示がありました。
○教育体制(学校案内P13.14)
小学校が出来上がっていないので、私たちが売れるのは中高の洛南です。
洛南という名前のついているものには、なんであろうとすべてに責任を持ちたいと考えて得ています。
12年間、洛南という名前の付いた場所で大きな花を咲かせていただきたいと考えています。
校長以下、洛南校附属中から13名の教職員が核となって赴任いたします。
全員が中高の教員だが、小学校教諭の免許は持っています。10年20年と教育に携わってまいりましたのでそのノウハウを用いながら、中高へつなげていきたいと考えています。
○アクセス(学校案内 裏表紙)
・非常に広範囲の地図を掲載しています。掲載している範囲全てから通えるのではありません。
・小学生ですので、2時間3時間かけて通学するのは難しいと考えていますので、常識の範囲内で考えて頂けるようお願いいたします。
・中高からは離れていますので、連携は意識していかなければならないと考えております。
・JR桂川駅から徒歩約10分、向日町駅から約15分
・阪急電鉄京都線 洛西口駅から徒歩約15分
・路線バス JR桂川バスターミナル駅から徒歩約10分
■10:40〜
配布された募集要項・出願書類についての説明
教諭 片山泰幸先生
入試の概要
◯募集人員は、男女90名(1クラス30名、ただし中高に準じ女子の人数は少なめ予定)
◯願書の受付は、8月5日(月)〜8月8日(木)(平成25年8月8日の消印有効)
*出願は郵送出願のみ
*受験票は8月13日(火)に書留速達にて発送します。
*8月17日までに未着の場合は要連絡(小学校開設準備室 пF075-681-6518)
○出願手続は、
@入学願書 書留速達で郵送してください。
A入学検定料 20,000円
※ゆうちょ銀行の振替「振替払込受付証明書(願書貼付用)」を願書の所定欄に貼付
貼付無きものは無効(払込は平成25年6月3日(月)より可能)
※ATMでの払込は必ず切り離した「振替払込受付証明書(願書貼付用)」を窓口に提示し、日付印の捺印をもらい所定欄に貼付
◯試験日は、
@ 保護者面接 平成25年8月23日(金)〜25日(日)
*面接日・集合時間は受験票発送の際にお知らせします。
*できる限り、志願者同伴の上、両親でお願いします。
志願者同伴、又両親でなくても不利になることはありません。
*「なぜ洛南高等学校附属小学校を受験したか。なぜ入学したいか。」のテーマで作文を書き、持参してください。用紙は願書に添付してあるものを使用してください。
A 志願者入学試験 平成25年8月26日(月) 集合時間 8:30
*持参物
受験票・鉛筆3本(Bか2B)・消しゴム・上履き(運動靴:実技運動テスト兼)・
下履きを入れるビニール袋(履き替えた後、保護者が預かるか、子どものカバンに入れてください。履き替えた後ビニール袋だけを持って歩かないこと)
*ペーパーテスト
・鉛筆と 消しゴムを 使用。
一般的な クーピー などを 使用せず、 鉛筆を 使用し、訂正方法も、二重線での訂 正では なく、消しゴムで 消すということです。
・自分の名前は書けるように練習しておいてください。
*実技運動テスト
・体育館で軽い運動をしますので、運動ができる服装で来てください。着替えはできません。
*保護者は志願者入学試験実施中、控室で待っていただいている間に作文を書いていただきます。内容については当日お知らせしますので、保護者の方も筆記用具を持参してください。
*志願者入学試験当日の付添いは、お1人でお願いいします。できればお母さまにお願いします。ただしお母さまの付添いでなくても不利になることはありません。
B 実施場所
洛南高等学校・同附属中学校
*保護者面接・志願者試験ともに「遅刻」は認めません。
C ペーパーテスト・実技テストの注意
・入試前に校内の下見は認めません。
・入試当日の入退場は、すべて受験票の「受験教室記号」に従って行います。
保護者の方にも「保護者受験票」をお渡しします。「受験番号・教室番号」を把握しておいてください。
・開門は午前8時00分です。
・午前8時30分の点呼には着席を完了しておいてください。
・着席までにトイレを済ませておいてください。
・持ち物にはすべて名前を書いておいてください。
・試験はすべて放送によって指示します。
・入学試験終了まで、志願者は保護者と連絡が取れませんので、忘れ物などがないように注意してください。
・受験票は、合格発表日、入学手続き日にも持参してください。
・入学試験の開示、合否についての電話・電報などの取り扱いは一切行いませんのでご了承ください。
◯選考方法は、ペーパーテスト・実技運動テスト・保護者面接などによる総合判定
◯合格発表は、平成25年8月28日(水)午後3時〜午後4時30分
場所は洛南高等学校・同附属中学校エントランスに掲示
・合格者は発表後直ちに受付で「合格通知書および入学手続きの案内」を受け取る
・合格通知書の受け取りの無い場合は入学辞退とみなす
※上記書類は受験票持参の方に手渡し
・入学試験の開示、合否についての電話・電報などの取り扱いは一切行いませんのでご了承ください。
◯入学手続き説明会は、平成25年8月30日(金)午前10時集合
場所は洛南高等学校・同附属中学校
*入学手続きに必要な費用
・入学金 150,000円
*学費の納入・制服採寸・学用品等の説明を行います。
入学金以外に必要な費用(年額)
・学費 792,000円
・教育費 180,000円
・空調費 5,000円
・制服等制定学用品代 約100,000円
■11:00〜
個別質問のある人は、指定された場所で並ぶ。
制服・学用品は自由に見る事が出来る。
【備考1】
スリッパ持参。子どもの同伴は可。
紺系の服装、普通のスーツの方がほとんどでした。夫婦での参加6割ほど。
女性同士のグループも多かったです。
説明会開始前には入り口に長い行列ができていました。
【備考2】
・男性一人で参加されるの方も多く見受けられました。
・洛南らしく、洛南ブランドが売りだという説明が何度もあり、先生方の自信を感じました。
また、大学受験を念頭に置いていることが非常によく伝わりました。
・スクリーンを使った説明はなく、全て配布物を見ながら先生が説明するという形式でした。
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