Ｈ22年度日私小連幹部研修会の様子　　小学校受験新聞

平成23年1月20日（木）〜22日（土）に、新横浜プリンスホテルにて

『第55回　日本私立小学校連合会　全国幹部研修会』　が行われました。

全国の私立小学校から約80名の校長先生方が集まり、2泊3日で研修を行います。

どのような研修会なのかを取材して参りましたのでご覧下さい。

小学校受験新聞　編集部

　要項から抜粋

主題　「21世紀における私学教育の実践」

ごあいさつ

「理念なくして私学なし」。これは常々肝に銘じている私の信念です。
私立学校には創立者の熱い思いがあり、長い歴史の中で独自の教育方針を貫き、数値では計れない特色や創意工夫を凝らしてきました。時代の潮流に泥没しないように確固たる信念をもって、他校には模倣できない教育環境を備え、質的向上を図っていくことが私学の役割であると考えます。もうひとつ大事なことは、小学校時代に人と人との交わりやコミュニケーションのとり方や、人間としての生き方や在り方を身に付け、社会に出た時に精神的なたくましさとバランス感覚のとれた人を育てていく役割を担っていることです。
今回の幹部研修会は、急速な社会環境の変化に伴い、価値観の多様化で精神面でのバランスが徐々に崩れかけていることに焦点を当て、『教育に精神性を』を題して学校教育だけでは対応できない現代の病に、建学の精神を生かしながら私学はどう対応していけばいいのか、各界の著名な方々のお話を伺うことになりました。また、地域性を生かし、鎌倉の「建長寺」の見学と講話を拝聴する時間も設けられ、至福のひとときを楽しんでいただくことになっています。
全国幹部研修会は先生方の見聞を広めることと、一年に一度の交流の場として親睦を深めていただく場であります。今回の企画運営に当たっていただいた関東地区の先生方のご努力に、心からお礼を申し上げます。

日本私立小学校連合会
会長　平野吉三

日本私立小学校連合会　幹部研修会は、各地区の担当制で毎年一回開催されています。
今年は関東地区の主催で行われ、北は北海道、南は沖縄から全国の私立小学校の校長先生、副校長先生が集まりました。
研修会の目的は、講演会などを通して見聞を広めることと、他校の校長先生方と親睦を深めることがあげられます。
久しぶりの再会を喜び、情報交換をしている光景を会場のあちらこちらで見られました。付き合いが長い先生方も多く、中には学生時代からの付き合いの校長先生方もおり、お互いの学校の近況などについてお話しされていました。
今回の研修会では講演会が4つあり、先生方は熱心にメモをとられていて、先生方の学ぼうとする姿勢に関心させられます。
初日夜の懇親会は、参加校の先生から自己紹介があり、学校の特徴、近況報告、卒業生の活躍等が話され、笑い声や拍手に包まれた温かい親睦会が行われました。
日本私立小学校連合会では、このような幹部研修会を行って、意識を高めあったり、情報を共有したり、また新しく校長先生になられた先生方が学校運営を学ぶ場として、幹部研修会を毎年実施しています。
私学の繋がりの深さを感じさせる素晴らしい幹部研修会でした。