東洋英和女学院小学部 美術展 レポート
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東洋英和女学院小学部 美術展 レポート |
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H21年2月10日(火)・11日(水)東洋英和女学院小学部体育館にて美術展が開催されました。 校門の白い梅の花が早くも咲き始めていました。 美術展のテーマは “創るって楽しいな” です。 どのような美術展なのでしょう。 東洋英和女学院小学部 美術展を取材してまいりましたのでご覧下さい。 取材日:H21年2月11日
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会場の様子
1年生 紙工作「きらきらバッグ」
【きらきらバッグ】 白いボール紙の箱を、色画用紙、折り紙、きらきらした紙などで飾り付けて、かわいいバッグに仕上げました。 |
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1年生 絵画「お花がいっぱい」
【お花がいっぱい】 水彩絵の具で描きました。最初はお花を見ながら描き、そこからイメージを膨らませて、いろいろな形、色のお花が生まれました。 |
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1年生 粘土「笑顔」
【笑顔】 紙粘土、紙皿を使って作りました。仕上げに、水彩絵の具で着彩しました。いろいろな笑顔が集まっています。 |
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2 年生 工作「えんぴつたて」
【えんぴつたて】 いろいろな形のバルサ材を組み合わせて作りました。木工用ボンドを使って接着しています。いろいろなタイプのえんぴつたてが出来上がりました。 |
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2 年生 工作「紙をくしゃくしゃにして」
【紙をくしゃくしゃにして】 お花紙などの紙を、手でくしゃくしゃにします。すると、紙が柔らかくなり、形が作りやすくなります。それぞれにテーマを持ち、作りました。 |
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2 年生 絵画「泡がぶくぶく」
【泡がぶくぶく】 しゃぼん液に水彩絵の具を混ぜ、色つきしゃぼん液を作りました。ストローでゆっくりと息を吹き入れ泡立てます。その泡を画用紙の上にのせると、いろいろな模様が出来上がりました。 |
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3 年生 粘土「貯金箱」
【貯金箱】 芯材に粘土を付けて、テーマは生き物。何を作りましょう?! 動物でも植物でもOK。その他にも・・・ 形ができたら水彩絵の具で色を塗り、ニスを塗って仕上げました。カラフルで楽しい貯金箱がたくさんできました。 |
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3 年生 絵画「パイナップル」
【パイナップル】 今日は何だか図工室が甘い、いいにおい。パイナップルをぐるっと囲んで写生をしました。鉛筆は使用禁止。はじめに形をとってもいけません。水彩絵の具だけで描きます。「本物より大きく描きましょう!!」葉っぱと果実の境目からスタート。まずは葉っぱを下から上へ伸びるように描いていきます。よーく見て、絵の具を混ぜて、自分の緑色で。次に果実、今度は上から下へうろこみたいな文様をよくみて描いていきます。色も形も個性的なパイナップルが描けました。 |
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3 年生 版画「飛ぶもの」
【版画】 1年生の時に紙版画をしました。あの時は紙だけだったけど、今度はもっといろいろな材料を使って、版を作ります。いろいろな文様の凸凹のある紙、ダンボール、タコ糸、輪ゴム、プチプチetc・・・、さて、どんな版画ができるでしょう。テーマは飛ぶ物。「先生、星も飛ぶ物?」たいがいのものはOK! てんとう虫が一番人気でした。ローラーで版画の絵の具をすみずみまで伸ばして。紙をのせて。バレンでごしごし。そして版画の醍醐味はこの紙を上げる時! ドキドキ。ワクワク。「ワーッ!!」 「ヤッター!!」 |
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4 年生 立体絵画「私の物語」
【立体絵画 〜私の物語〜】 まずは何を作ろうかよーく考えましょう。知っている物語でも良いし、自分で考えた物語でも良いですよ。ほら学芸会の時の舞台装置を思い出してみて。背景には何を描きましょう。遠くにあるもの近くにあるもの。スチレンボードに描いていきます。カッターで切り抜き台の溝に差し込みます。カッターの持ち方、切り易い角度もわかって、だんだん上手に切り抜けるようになりました。 |
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4 年生 粘土「10歳の記念碑」
4年生は10歳になります。10年は一区切り。1/2成人式。記念タワーを作りましょう。目標は美術展。どうかインフルエンザで学級閉鎖になりませんように!エイ、エイ、オー! 最初の授業でニキというアーティストのタロットガーデンの映像を見てイメージを膨らませました。ペットボトル・紙コップ・牛乳パック・トレイなどいろんなもので芯を作ります。芯をしっかり丈夫に作りましょう!芯ができたら粘土でカタチを作っていきます。粘土の乾かないうちにいろいろな飾りを埋め込みます。ガラス玉やビーズ、みんなキラキラな物が大好き。粘土に絵の具を混ぜるとカラフルな色粘土ができます。この粘土練りも楽しい。設計図通りでなくても良いですよ!どんどん進化させちゃいましょう。 | ||
4 年生 絵画「たけのこ」
今年もまた、横浜から掘りたての竹の子を届けて頂きました。鉛筆は使いません。最初から絵の具で竹の子が伸びて行く様に上へ上へと描き進めます。紙が足らなくなったら継ぎ足して、絵もどんどん伸びて行きます。竹の子の皮って毛皮みたい。竹の子にも根っこがあるんだよ。よーく見て色を作ってね。魅力的なモチーフが数々の魅力的な作品を創り出してくれました。画用紙の上に76本の竹の子が生えました。 | ||
5 年生 デザイン「自己PRポスター」
【自己PRポスター】 自分を見つめ直し、PRしたいテーマ(自分の特技や好みなど)を決め、ポスターにしました。必要に応じて、写真を貼ったりもしました。 |
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5 年生 工作「ドリームハウス」
【ドリームハウス】 「こんな家があったらいいな、住んでみたいな。」そんな夢や思いを、ダンボールを中心とした様々な素材を使って作りました。 |
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5 年生 デザイン「クリスマス」
【クリスマス】 聖書で語られているクリスマスを元に、プッシュステンドという技法で表現しました。 |
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6 年生 デザイン「ペーパーウェイト」
【ペーパーウェイト】 オリジナルデザインのペーパーウェイトです。黒滑石という柔らかめの石を彫刻刀で彫り、やすりで磨き、ニスを塗って仕上げました。 |
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6 年生 工作「いろいろアレンジメント」
【いろいろアレンジメント】 針金を使ってかごを作り、粘土で作った物をアレンジメントしていきました。色彩豊かで、幻想的な作品になりました。 |
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6 年生 絵画「思いをめぐらせて」
【思いをめぐらせて】 もうすぐ小学部を卒業する6年生。ひとつの節目を迎えるにあたり、ここまでの生活を振り返り、思い入れのある物や場所などをイメージし、絵で表現してみました。自分の扱いやすい描画材を使っています。 |
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東洋英和女学院小学部の美術展は毎年開催されています。 会場となっている当校体育館はとても広く、その体育館全体を使って全校児童の作品を展示しています。 児童の出品点数は一人3点となっており、とても見やすく展示されていたのが印象的でした。 図工の先生にお話を伺ったところ、“上手い、下手を気にすることなく、手を使って作っていく喜びを感じて欲しい”と話して下さいました。 肩の力の抜いて、のびのびと自分を表現してくれることを望んでいました。 4年生児童の「10歳の記念碑」では、それぞれ作風が異なっており、児童がのびのびと自由に制作している様子が見えてくるようです。 取材日は一般公開日でしたので、先生方の予想を上回る数の、未就学児とそのご家族が来場されており、保護者の方の説明をうけながら幼児たちは作品を興味深く観察していました。 多くの来場者で賑わっていた東洋英和女学院小学部の美術展でした。
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