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聖ドミニコ学園小学校 学園祭レポート

 

聖ドミニコ学園小学校 学園祭レポート

9月20日・21日に行なわれた『第21回 聖ドミニコ学園学園祭』を取材してまいりました。

小・中・高合同の学園祭は小学校の児童もとても楽しみにしている一大イベントです。

取材してまいりましたのでご覧下さい。

取材 H20年9月21日

 

 

学園長挨拶  (学園祭パンフレットより)

今年の学園祭は、「笑顔」をテーマに繰り広げられます。不愉快になっているとき、自分の顔を鏡に写して見たことがありますか?きっと暗い顔をしているでしょう。そんなとき、笑顔をしてみましょう。すると不思議ですが、心が明るくなります。これは若い頃の私の体験です。
失敗ばかりして気が滅入っているとき、ふと気が付いて「あ、これは忍耐の練習をさせてもらっているのだ。神様ありがとう!」と笑顔になって立ち向かうと、もう失敗なしに、するすると物事が運びました。これも若い頃の私の体験です。
すべて物事には良い面と悪い面があります。良いだけのことも悪いだけのこともありません。笑顔は良い面を引き出してくれます。現代には良いことがいっぱいあります。皆様の笑顔が連鎖を引き起こし、その良さが顕れますように!
ご来場の皆様共々、良い種を沢山蒔いて下さい。

学園長               
メール・マリア・ベネディクタ武田

 

学園祭は成果を発表する表現祭です。「笑顔の連鎖」というテーマには、我々在校生、教職員、ご家族の皆様を含めた共同体“ドミニコ家族”から、この祭典を通して、笑顔・幸せという環を広げていきたい、という願いが込められています。生徒一同の表現という成果をお楽しみ下さい。
私達はドミニコ家族の一員として、皆様を心よりお迎えしたいと思います。

学園祭実行委員長

 

ステージ発表

今年の入場門はケーキの飾りつけでした。 体育館に入るための列です。 児童が登校してきした。
出番がくるまで図書館で静かに待つ2年生。 1年生が体育館の裏口から入るところです。体育館はもう満員です。 1年生が大きな声で歌っている様子です。
「一年生になりました」、「そらでえんそくしてみたい」、「レッツゴーともだち」、「誕生日のチャチャチャ」の4曲を歌いました。 歌い終えてほっとする1年生。上手だったよ! 担任の先生がタッチで迎えます。先生はすごく嬉しそうでした。
今度は4年生が劇をするため体育館に向かいます。 舞台袖の様子です。 出番待ちとは思えないほどリラックスしていました。
劇の中にはダンスがたくさん入ります。
元気いっぱいのダンスを見せてくれました。
振り付けは自分たちで考えます。 開発によって行き場を失った動物たちのお話しです。
動物と人間の共存について考えさせられる劇でした。 照明、音響も効果的に使い劇を盛り上げていました。 ふぅ、終わった・・・
5・6年ダンスクラブによるダンス披露です。フラダンスを踊っています。大人顔負けの上手なフラダンスでした。 こちらもダンスクラブが「リトルパイレーツ」を踊っているところです。 元気な踊りを見せてくれました。振り付けは児童たちが考えました。
最後は全校合唱です。 体育館の照明を落としステージだけ照明をあてます。児童の意識を集中させると歌声が良くなるそうです。 暗くすることで保護者の方にもしっかりと児童の歌を聞いて欲しいという音楽の先生の想いがこめられています。
全校児童が壁側に立ち観覧席を囲んで歌います。体育館に全児童の歌が響きわたります。 「こどもの世界」、「ウンパッパ」、「チキチキバンバン」、「見上げてごらん夜の星を」、「地球をドンドン」の5曲です。 「地球をドンドン」は先生方もステージに上がって演奏します。
歌い終わると大きな拍手が起こりました。 「歌良かったよ〜」昨年まで小学校で下級生を面倒みていた中学生が校舎で迎えてくれました。 こちらの中学生もみんなを褒めてあげていました。縦のつながりを感じさせる場面でした。
小学校の全ての講演が終わり図書室で先生のお話を聞く児童の様子。ここでもいっぱい褒めてもらっていました。 このクラスでプチお誕生会。ロウソクの火を消していることろです。 この教室は保護者の方のお話を静かに聞いていました。
     
   
     

 

お昼頃に体育館での全校合唱が終わり解散となります。児童は自由行動になります。
保護者の方と作品を見たり、中学校・高等学校の学園祭に行ったりします。

 

学習発表

1,2年生の図工学習発表の様子。
1年生のテーマは「ゆめいっぱい」
クレヨンでおとぎの世界を表現しました。 自分が描いた絵をお父さんに説明しています。
   
カラフルな魚がたくさん泳いでいます    
2年生は「おもしろい顔」 おもわず「プッ」とふき出してしまいそうなユニークなお面作りに挑戦しました。 2年生では立体で表現する創作に取り組みました。
3,4年生は「深海の生物」。前日の飾りつけの苦労を感じさせない異空間が表現されていました。 児童が創る深海にはこんなカラフルなタコがいます。 鮮やかな恐竜もいるのです。
5・6年生の図工発表の様子です。 6年生はフィギュアを作りました。 世界にたった一つしかない「フィギュア」たちが集まりました。
   
5年生は「美しい自然の模様」を描きました。よく見なければ気付かない繰り返される形や色彩のリズム。身近にある自然から美しい色やパターンを見つけて描きました。    
英語・フランス語の学習発表の様子です。    
英語の学習発表をみなさん熱心に読んでいます。
作文の学習発表の様子です。 1年生 「親子で感想文」 小学校卒業生23回生から49回生までの約2300名が書いた作品を読むことができます。検索機能もついており、すぐに自分が昔書いた作文を読むことができます。入力には大変な労力が必要だったそうです。
作品をハンガーにかけて展示してあります。 5年生 夏休みを五行詩で・・・ 昔の文集を見ることができます。
図工クラブが作った“ザク”です。 とてもよく出来ていました。 これも図工クラブの作品です。右は誕生日ケーキです。
 
同窓会のコーヒーショップで一休み 職員室で先生に報告中。何を報告しているのでしょう。  

 

 中学校・高等学校 校舎にて

お姉さんにポプリ作りを教わっているところです。 この教室はしおり作りにチャレンジできます。 ペイントを使った作品作りもできます。
高等学校のお姉さんが丁寧に教えてくれます。 ミサンガ作りを体験しています。面倒見の良い先輩方です。 中学2年生の「クイズde迷路」の入口です。どんな迷路なのでしょう・・・
こちらは「小林・大橋総合病院」という名前の少し怖いお部屋。長蛇の列ができていました。小学生は怖くないのかな・・・ こちらはくじが引ける教室です。 心を落ち着かせて書道体験。
縁日の受付の様子。 釣りゲームの様子。浴衣姿が縁日の雰囲気を醸し出しています。 ボーリングのようす。
校舎を探索する小学生たち。 おもわず笑顔がこぼれます。 これはジュース売り場の様子です。
カレーや焼きそばなどの食事も販売しています。写真はハンバーガー売り場です。作りたてを食べることができます 仲良く休憩中。 広場でご飯を食べているところです。

 

 

所感

この学園祭は2年に1回開催される聖ドミニコ学園の一大イベントです。小学校の児童は保護者の方に普段の学習を発表できるこの日をとても楽しみにしていました。
ステージ発表も学習発表も、聖ドミニコ学園小学校の特徴がよく表れていました。当校には「ダンス」という“創作と表現”に重点をおいた「体育」とは別の授業を持っています。
レポートにもありますが、4年生の劇の中にもダンスが入っています。“サルのダンス”、“作業員のダンス”は児童達が、どのように表現したらよいかを自分たちで考えて振り付けをしました。普段の学習の成果が見事にここに表れています。
ダンスクラブは、より高度な振り付けや踊りを見せてくれました。驚いた保護者の方もおられたのではないでしょうか。
全校合唱は全校生徒が保護者を取り囲んで歌を披露するという表現方法で聞かせてくれました。
校舎内では図工、作文、英語・フランス語の学習成果を見ることができました。ただ見せるだけではなく、先生方の見せ方の工夫を感じることができます。
「深海の生物」は窓を目張りし、蛍光灯を全部変え、前日の展示作業はとても大変そうでした。
作文の展示も、吊るしたり、置いたり、貼ったり、そしてパソコンを駆使して過去の自分の作品が読めたりと、「作文」に力をいれている当校ならではの表現でした。
聖ドミニコ学園小学校は、作文やダンスを通しての“表現”に力をいれている小学校です。
そのことを児童に教えている先生方が、今度は保護者の方たちに対して、児童の作品や学習成果を、見事に“表現”して見せている、そんなことを強く感じた学習発表でした。
小学校の児童達は、中学校・高等学校の生徒たちとごく自然に接して、また中・高のお姉さんたちも小学校の児童を楽しませようと一生懸命面倒を見ていました。そういった光景を見ると、挨拶にもありましたが“ドミニコ家族”という言葉が一番ぴったりと当てはまるような感じがしました。
聖ドミニコ学園の、そして聖ドミニコ学園小学校の特徴がよく表れた学園祭でした。

学園祭準備レポートはこちら

 

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