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小学校受験新聞TOPこぐま会 久野先生に聞いてみよう!2012>第2回

こぐま会代表 久野泰可先生に聞いてみよう! 2012


第2回

掲載 2012年5月29日

併願校も含め3校受験したいと考えていますが、学校別対策をどのように考えて行えばよいか、アドバイスをお願いします。

 

 

 久野泰可先生からの回答

 

最初に調べておかなければならないのは、受験を考えている学校の入試方法や出題傾向や難易度です。小学校受験は、「ペーパーテストがあるかないか」に象徴されるように、学校によって試験の方法がかなり違います。また、出題内容については、数が中心であったり、数がほとんどでなかったりというように、学校によってかなり違います。そうした点について入試問題を分析した本などを参考に調べておく必要があります。その結果、3校とも同じような試験の方法をとっていれば、第一志望校中心の学習対策で十分ですが、厄介なのは3校とも試験の方法も違い、出題内容や難易度もかなり違うといった場合です。

それでも第一志望校中心の学習を進めていくのが基本ですが、何の対策もないまま併願校の受験をすれば結果は明らかです。併願校であっても、それなりの対策をとっておかなければ合格は望めません。その際問題になるのは、以下の点です。

1. 第一志望校では、ペーパー試験はないが、併願校ではかなり難しいペーパー問題が出る

2. 3校ともペーパー試験はあるが、難易度が相当違い、第一志望校の問題が一番易しい

3. 第一志望校は数の問題はほとんど出ないが、第二志望校は数が中心である

4. 第一志望校は設問を聞かなくても、問題を見ればわかってしまうパターン化された問題が多いが、併願校は「考える力」を求める問題が多い。

 

   

 

こうした、傾向の違う学校を受験する場合の学習対策は、次のように考えておく必要があります。

(ア) まず、どの学校でよく出るか出ないかに関係なく、小学校受験で求められる能力を「幼児期の基礎教育の課題」と考え、各領域ごとに基本となる問題を必ず、事物を使って学習する

 

(イ) ペーパー試験があるかないかに関係なく、物事を理解するための学習は
  A) 体を使った経験
  B) 事物を使った試行錯誤
  C) ペーパーを使ったトレーニング

この3段階が必要です。最後のペーパーを使った学習のみでは、「考える力」は育ちません。ですから、どんな学校を受けるにしてもこの3段階の学習を経験させてください。ペーパーがあるかないかの問題は、こうした3段階学習の中で、解決していけばよいのです。
ところで、一般的な理解として、ペーパーがない学校は、問題が易しいと思われがちですが、とんでもありません。ペーパーを使わないからこそ難易度が高まるということは沢山あります。逆にいえば、ペーパーがない学校を受けるにも、相当量のペーパートレーニングは必要であるということです。基礎学力は、なにもペーパーテストだけに発揮されるだけでなく、行動面や発言内容まで影響してきます。行動を通して学力を見ることができるからこそ、ペーパーを使わない学校がその試験のやり方に自信を持っているのです。

 

(ウ)出題される領域が違う場合でも,幼児期の基礎教育として大切な「未測量」「位置表象」「数」「図形」「言語」の5領域の学習はすべての受験生が学ぶべきです。なぜかと言えば、子どもの認識能力は、それぞれの領域の理解度が高まることによって、全体として高まっていくからです。
図形の問題が分からない場合、図形だけを学んでいても解決できません。逆に、数の課題や位置の課題といった違った領域の学習が進むことによって、これまで解けなかった図形問題ができるようになった・・・ということはよくある話です。
領域分けは学習しやすくするための便宜的方法であり、子どもの「考える力」は領域を超えてつながっているからです。

 

(エ)難易度が違う学校を受験する場合、当然ながら、難しい問題を出す学校に目標を定めて学習すべきですが、難しい問題ができたからと言って、基本問題が問題なくできるかというと、最近の子どもは、逆転している場合が少なくありません。つまり、難しい問題はできるのに、基本問題ができない、とくにペーパーを使わず具体物やカードを使って試験される場合、事物を操作したり、答えの根拠を求められたりするとお手上げの子どもがたくさん見られます。
なぜこうした現象が起こるのでしょうか。その原因は、はっきりしています。ペーパートレーニングをたくさんやることが小学校受験対策だと考えて準備してきたからです。
ペーパーはパターン化できますが、事物やカードを使った内容はパターン化できません。なぜなら、質問がいろいろ工夫でき、なおかつ答えの根拠を必ず聞かれるからです。ですから、子どもの「考える力」を育てるために、「具体」から「抽象」への橋渡しをしっかりしなくてはいけません。それには、事物を使った学習を行ったあとに、ペーパー学習に進むべきだということです。これが、子どもが物事を理解していく道筋であり、この流れに沿って学習すれば、難易度の違う問題の対策は十分立てられるはずです。最初から、「過去問」だけをパターン化して学習してきた子どもは、この時期になって必ず大きな壁にぶつかります。もう一度、「事物に戻る」、「基礎に戻る」勇気を持ってください。

 

(オ)最後にもう一つ最近の出題傾向を踏まえた学校別対策のあり方をお伝えします。
それぞれの学校に、試験方法や出題内容に傾向があることは冒頭でお伝えしました。ですから学校別対策は、その学校で出された問題を徹底してやることが基本ですが、中学校入試や高校入試と違い小学校入試独特の問題があります。それは、教科書がないということです。
教科書があれば最低限の基礎はそれで身につけ、その上に難しいそれぞれの学校の過去問を練習すればよいのですが、そもそも幼稚園や保育園に知育に関する教科書は何もありません。何もないのに、入試問題が存在することに多くの矛盾があり、何をどう学んだら良いかの指針がないので、「過去問」トレーニングにならざるを得ないのです。ですから(ウ)で述べたように、学校の出題傾向に左右されない基礎学力をまず身につけてから、過去問に取り組む必要があります。
では、Aという学校の学校別対策をとるのにAという学校の過去問だけをやればそれでよいのかということになりますが、それでは不十分です。なぜか。それは現在の入試問題がどのような背景で作られているかをしっかり把握すればおのずと分かることです。

@ 学校側に、できるだけ同じような問題を出したくないという考えがある

A パターン化した問題よりも、考える力を求める問題、子どもにとって初めての問題が増えている

B そうした中で、ある学校で出された新しい問題が、翌年に他校に波及する現象が見られるようになってきた

C 校長先生が変わると2年目あたりから、入試問題が変わることが多い

D 同じ趣旨の問題でも、毎年進化し、難しくなっている

E 新しい問題を出すと、その学校で2〜3年続けて出す傾向にあるが、同じ問題は決して出さない

最近のこうした動きを考えると、受験する学校の過去問だけを学習するのでは、学校別対策としては不十分です。ではどうするか。

A) 入試問題全体の中でよく言われる「難問とは何か」をしっかり把握しておく

B) 同時にその難問の基礎問題は何かもしっかりつかんでおく

C) 同じ学校で出された、似た問題がどう変化してきたかを、10年間さかのぼって調べておく

D) 雙葉小学校の問題と筑波大学附属小学校の問題は、実力で難関校をめざす場合は、受験する、しないに関係なく取り組んでみること。

以上述べたように、幅広い観点で、学校別対策をとらないと、現在の入試には対応できません。受ける学校の過去問だけをやればよいという時代は終わりました。

    

 

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